何に時間とお金をかけてきたかは、自分が何と向き合ってきたかを端的に教えてくれるものです。
それは、自分自身の才能を見ていくときには、とても大切な問いかけです。
1.「当たり前」に感じるものに才能は宿る
先日の記事では、「当たり前」に感じるものに才能は宿る、というテーマでお伝えしました。
「当たり前」のように感じるゆえに、自覚しづらいのが自分の才能。 - 大嵜直人のブログ
自分のことは、自分が一番分からないものです。
24時間、365日一緒にいるのが自分自身なのに、因果なものですよね。
そのために鏡が要るのであり、カウンセラーなり他人のフィードバックは大切なのでしょう。
こと自分の魅力や才能もまた、自分が一番疎かったりします。
自分が「当たり前」に感じることは、他の人にとっての「当たり前」ではありません。
言い換えると、「それが無いことが、耐えられない」と感じることが、その人の才能と密接に結びついています。
人とのつながり。
仕事での達成感。
信頼するパートナー。
それが無いと耐えられないからこそ、人はそこに労力やエネルギーを注ぎます。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
2.いままで、時間とお金を一番かけてきたものは?
そんな昨日のテーマに続いて、今日は自分の才能を見ていくときの、一つの見方をご紹介したいと思います。
それが、「いままで、時間とお金を一番かけてきたものは、なんでしょう?」という問いかけです。
自分の才能というのは、当然ながら、自分とかけ離れた場所にあるものではありません。
少年漫画のように、ある日突然、何か大きな事件が起こって、自分の隠された才能に目覚める…というストーリーはあこがれますが、そうではないんですよね。残念ながら笑
自分の才能に触れたときって、「あぁ、これか…」とか、「やっぱり、そちらなのか…」といった、ある種のあきらめというか、そういった感じになることが多いものです。
ある日突然、ピアノでラフマニノフの2番が弾けるようになるわけではないんです。
そうなったら、楽しいでしょうけれども笑
昨日のテーマにもある通り、「当たり前」に感じていることが、自分の才能の一端を示してくれるのですから。
冒頭の問いかけは、そうした前提を教えてくれるものです。
いままで生きてきたなかで、最も時間とお金をかけてきたもの。
それは、なんでしょうか。
時間とお金をかける価値があるかどうかは、人によって大きく異なります。
「え?そんなことに??」
と思われても、その人にとっては大事なことなんですよね。
お金もそうですし、時間という意味では、「悩み」もまた、同じです。
ずっとそのことを考えて、悩んできたこと。
それは、その人の才能を指し示すものでもあります。
3.積み重ねられたものだけが、血となり肉となる
生きていく中で、時間とお金をかけてきたもの。
それは、私たちが生きていくなかで、ずっと積み重ねられてきたものといえます。
その積み重ねられたものが、血となり肉となり、私たちの才能を形づくるのです。
そのなかには、「悩み」もあるでしょう。
どうしても解決できない「問題」もあるのでしょう。
何に時間とお金をかけてきたか?
それは、言い換えると、自分が生きる中で、何と向き合ってきたかを教えてくれるものでもあります。
さて、あなたがいままで、時間とお金を一番かけてきたものは、なんでしょうか。
それはやはり、あなたの才能を指し示してくれるヒントになるのです。
今日は、いままで、時間とお金を一番かけてきたものは、なんでしょう?、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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