大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

セキレイの声と、梅の香りと。

最近、セキレイをよく見かけます。

七十二候の「鶺鴒鳴(せきれいなく)」は白露の第二候で、秋のころの時候をですが、この時期に見かけるのは、暖かくなってきたからでしょうか。

白と灰色の小さな身体で、ちょこちょこと朝の道路を歩いているのを見かけるんですよね。

調べてみると、日本で見られるセキレイは「ハクセキレイ」と「ハグロセキレイ」の2種類が主なようで、私がいつも見ているのは前者の「ハクセキレイ」の方でした。

川の近くなどで見かけることが多いそうですが、私の周りにも川がありますので、過ごしやすいのでしょうか。

このセキレイたち、人慣れしているようで、割と近くを歩いていても「我関せず」と逃げずにチュンチュンとさえずりながら歩いていたりします。

身近な鳥といえば、昔はスズメが多かった気がしますが、最近はセキレイの方がよく見かけます。

似たようなところで、昔は夏に鳴くセミはアブラゼミばかりでしたが、最近は体の大きいクマゼミも多く見かけるようになりました。

生態系もまた、変化していくのでしょうか。

 

先日は、そのセキレイがチュンチュンと歩いている後ろをついていくと、その先には梅が満開になっていました。

ほのかに漂う、梅のやわらかな香り。

私は嗅覚が鈍い方だと思いますが、その私が気づくのですから、いまが盛りなのでしょう。

意識しないでいると、どうしても視覚に偏った生活をしてしまいがちです。

ただ、季節の移ろいを感じようとすると、音を聞いたり、味わったり、香りを楽しんだり…といった五感を使うことができるようです。

セキレイが案内してくれた、梅の花。

その香りを、セキレイの声とともに楽しんでおりました。

「もうすぐ春ですね」

そんな歌詞が、思い浮かびました。

もうすぐ、春のようです。