大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」、見えないものに心を寄せること。

時候は「小雪」に入りました。

その字の通り、雪が降り始めるころ。

まだ積もるほどには降らない時期から、小さな雪、と表現したのでしょうか。

それでも、ずいぶんと気温は下がり、冬を感じる時期ですよね。

朝方などは、ずいぶんと寒さを感じるようになりました。

朝の散歩も、だいぶ億劫になってきました。

布団から出るのも、着替えるのも苦痛に感じる時期ですね笑

日中はまだ暖かいのが救いですが、もう少ししたら、日中も寒い風が吹くようになるのでしょう。

 

七十二候では、「虹蔵不見(にじかくれてみえず)」。

曇り空が多くなり、日差しも弱まってくる時期なので、虹を見かけることが少なくなるとされる時期です。

清明の末侯である「虹始見(にじはじめてあらわる)」と、対をなす時候でもあります。

虹を見かけることって、そうそうないですよね。

普段は見かけない虹を、こうして時候の名前にしているわけですから、美しいですよね。

同じように、もうすぐ訪れる「大雪」の時候のなかに「熊蟄穴(くまあなにこもる)」があります。

実際に熊が冬眠する場面を見かけることはないのですが、そんな時期だな、と想像する季節であること。

それを時候の名前にするわけですから、この七十二侯の名前を選んだ昔の人の感性は美しいですよね。

 

そういえば、最近虹を見ていないな。

あの人は、元気にしているかな。

いまは、どこかで見守っていてくれてるかな。

そうした、見えないものに、心を寄せること。

それは、とても美しい愛し方の一つのように思います。

たとえ、その場にいなくても、近くにいなくても。

あるいは、もう会えなかったとしても。

そこに、想いを寄せる愛し方も、あるのだと思うのです。

 

ずいぶんと寒くなりました。

風邪や感染症も、流行ってきているようです。

暖かくして、どうぞご自愛くださいませ。