大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

与える、受けとるを考える、クリスマスの季節。

気づけば、12月もあと少し。

今年も残りあと10日を切ったようです。

それにしても、早いですねぇ…

昨日は冬至でしたが、スーパーに行ったらカボチャと柚子が並んでいて、その隣にはお正月の飾りつけと鏡餅、そしてお惣菜のコーナーはクリスマス仕様になっていました。

なんか、何でもありのごった煮というか、日本らしいというか…そんなことを感じました笑

とはいえ、12月はいろいろイベントがあって楽しいのは、いいですよね。

ただ、今年はクリスマスは平日なので、そういった意味ではいまいちの曜日周りなのかもしれませんね。

クリスマスと年末が交差する、この12月の終わりごろの空気感がなんとなく好きなんですよね。

寒さも増して、どこか皆、肩をすくめながら、気ぜわしく歩く。

やってくるのは同じ朝であり、同じ夜であり、年の終わり、年のはじまりも、人が勝手に決めたものに過ぎないのですが。

それでも、どこか12月は特別感があるんですよね。

 

クリスマスがあることも、また一つの要因かもしれません。

サンタさんの物語というのは、やはり普遍的で。

誰かに与える喜び、そして、受けとる喜びというのは、人にとって根源的なものなのかもしれません。

それは、個ではなく集団を組むことで生きてきた私たち人類にとって、欠かすことのできない大切なものなのでしょう。

与える、受けとる。

その喜び。

自覚していなくても与えていることもあるのでしょうし、その逆もあるのでしょう。

与えることで、受けとっていることあれば、受けとることで与えていることもある。

不思議なものですよね。

 

クリスマスといえば。

私ごとですが、今年でサンタさん稼業を卒業しまして。

息子も娘も、去年のクリスマスあたりには気づいていたようで、今年は「サンタさんになにをお願いするの?」ではなく、「クリスマスは何がほしいの?」でした笑

そういえば、トイザらスさんが、配達時に子どもたちにバレないように、通販の段ボールは無地のものを使用しているというニュースを先日見ましたが、実にいいですよね。

なんとか、子どもたちに気づかれないように受け取り、保管しておくのが大変でしたから。

大変といえば、コロナ禍で品薄になったニンテンドースイッチをサンタさんにお願いされたときが、大変でした。

いくつも通販サイトに登録して、抽選に応募するも、まったく当たらなくて。

なんとか、GEOさんだったかな、当選メールが来たときは、「あぁ、これでサンタさんの名誉を守れる…」と安堵したことを覚えています。

その苦労も、いまとなっては、ありがたい時間だったんだなぁ、と思います。

「サンタさん、ありがとう」と聞くと、自分に対して御礼を言われるよりも、うれしいんですよね。

それは、どこか「与える」ことの本質のような気がします。

 

与える、受けとるという、私たちの本質。

それを考える、この季節でした。

気ぜわしい年末の時期です。

どうぞ、暖かくして、ご自愛くださいませ。