いろんなことに取り組んでいるのに、変化が感じられないときがあります。
そんなとき、自分を責めてしまいがちですが、「変化がある」という前提で見てみることをおすすめします。
1.時間は、癒しに必要な要素
昨日は、時間は、癒しに必要な要素、というテーマでお伝えしました。
「癒し」とは、ものごとの見方や考え方がポジティブに変化することを指します。
変化するだけではなく、「ポジティブに」というのがポイントで、そのできごとや相手のことを、感謝したりできるようになるのが、癒された証拠といえます。
受験に失敗して、最悪の挫折だと思っていたのが、進学先ですごく素敵な出会いがあって、「むしろ、不合格だったおかげで」と思えるようになった。
パートナーに振られて、とても辛い思いをしたが、いまのパートナーに出逢えたことで、それもいい思い出になった。
そんなことは、誰の身にも起こりうるものです。
ただ、こうした「癒し」は、すぐに起こるものでもなく、時間がかかることも多いものです。
しかし、時間がかかったとしても、それは決して悪いものではないんですよね。
冬を越すサナギのように、ゆっくりと変化していっていることもあるものです。
だから、時間がかかることで自分を責めるのではなく、時間がかかることをポジティブにとらえることをしたいものです。
昨日の記事では、そんなテーマをお伝えしました。
2.変化が感じられないときは
さて、そうはいっても、なかなか変化が感じられないと、辛いものです。
何か問題を解決しようとしたり、しんどい思いをなんとかしようとしたり。
そうしたときに、変化が感じられないと、辛いものですよね。
そんなとき、自分の望んだ変化には、至っていないのかもしれません。
また、癒されても、いないのかもしれません。
けれども、そうした「結果」ではなく、「プロセス」の方に目を向けてみては、いかがでしょうか。
「ゴール」していないことを嘆くのではなく、「ここまできた」と、道中を楽しんでみる。
その道端にある、風景や草花を愛でてみる感じでしょうか。
なにかゴールに至らないと、すべて解決しないとか、そうではなくて、ここまできた、というプロセスを楽しんでみる視点です。
3.「変わった」前提で探してみる
この問題と出会う前の自分と、変わったところ。
ほんの少しでも、いいんです。
何か、変わったところを見つけて、それを認めてあげる。
そうすることで、また前向きにがんばろうと思えるものです。
「そんなこと言ったって、何も変わっていないよ」
もしかしたら、そんなことを思うかもしれません。
けれど、そんなときは、考え方を逆にしてみてほしいんです。
「変わっていない」という前提ではなく、「変わったところがある」という前提で、探してみる。
何も変わっていないことは、ないのでしょう。
ほんのわずかでも、いいんです。
そのわずかな変化に気づくことが、私たちを大きな変化につれていってくれるのですから。

今日は、変化が感じられなくて、しんどいときは、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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