大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

立夏、新しい夏の訪れを眺めながら。

今日は5月5日、端午の節句ですね。

鯉のぼり、菖蒲、柏餅、ちまき…男児の健やかな成長を願う日ですね。

そして、「立夏」を迎えました。

暦の上では、もう夏に入ったようです。

この連休は少し天気がぐずつく日が多いようですが、もう夏なんですよね。

七十二候では、「蛙始鳴(かわずはじめてなく)」。

冬眠から目覚めたカエルたちが、元気にその鳴き声を聞かせてくれるころとされます。

私の実家の周りは田んぼが多かったものですから、この時期はよくカエルの声を聞いたことを覚えています。

ゲコゲコといった声でしたが、もう少しすると、ウシガエルの野太い鳴き声も聞こえてくるでしょうか。

懐かしいですね。

 

さて、「暦の上では夏」とお書きしましたが、季節のめぐりは本当にあっという間ですね。

ついこの間、桜が散ったと思ったら、もう夏とは。

それにしても、夏です。

自分が夏生まれだからでしょうか、夏がやってくると、どこか懐かしく、どこか嬉しく感じるのです。

以前は、夏の一番暑いころの8月のあたりの感じが大好きでしたが、最近はこの夏がやってくる前の季節も、好きになりました。

食材でも「走り」「旬」「名残」などと言いますが、「走り」に喜びを感じるようになってきたのでしょうか。

あぁ、今年もこの季節がやってくるんだな、と感じることに、喜びとありがたさを感じるようになったのでしょう。

歳を重ねるほどに、それが当たり前でないことに気づかされます。

悲しみの中で、季節が流れていることに気づかないことも、あるのでしょう。

もう、その人と季節のめぐりを感じられない別れを経験することも、あるのでしょう。

やはり、新しい季節を感じることは、当たり前ではないように思います。

何をしなくても、何もしなくても、季節はめぐり、流れていきます。

私たちは、ただそれを眺めているだけです。

ただ、そこに喜びと、少しの儚さを感じながら。

ただ、季節は流れていきます。

今年も、夏がやってきたようです。