その問題の解決のためにいろいろするよりも、自分の好きなことに少しフォーカスした方が、解決が早かったりします。
好きなことをしながらは、悩めないものですから。
１．状況が変わることだけが、問題の解決じゃない
昨日の記事では、状況が変わることだけが、問題の解決じゃない、というテーマでお伝えしました。
状況が変わることだけが、問題の解決じゃない。 - 大嵜直人のブログ
私たちが生きていく中で出会う、さまざまな問題。
こうした問題に出くわすと、どうしても自分の望んだ状況に変わることだけが、その問題の解決だと考えてしまうものです。
上司のパワハラであれば、上司がやさしくなること。
パートナーの浮気問題であれば、パートナーが浮気をやめること。
教育の問題であれば、我が子の学力が上がること。
もちろん、そんな風に状況が変わればベストなのでしょうけれども、問題の解決って、それだけが解決の方法ではないというのが、昨日のテーマでした。
むしろ、問題が解決するときって、自分の思っていなかったプロセスを経る場合も多いものです。
そして、状況は一切変わっていなくても、問題が解決することもあるのです。
解決、という表現は変かもしれませんが、その問題に頭を悩ませる時間が減っていくことは、よくあることです。
問題の解決って、一つの方法だけではないんですよね。
逆に、「こうならないといけない」と思い込み過ぎると、それは執着になってしまうのでしょう。
２．最高の癒しは忘却
この、「問題が気にならなくなる」というのが、問題の解決の本質なのかもしれません。
「最高の癒しは、忘却」という言葉があります。
忘れること。
忘れてしまうこと。
それこそが最高の癒しである、と。
確かに、それはそうですよね。
忘れる、というのは人に与えられた、偉大な癒しの力です。
癒されると、そのいやなできごとを思い出さなくなったり、思い出す回数が減っていくものです。
それは、急にはいかないかもしれません。
また、意図的に「忘れる」ことはできません。
癒されていないと、どうしてもその問題に意識が向いてしまうものです。
けれども、問題を忘れたとき、それは問題が解決したと同義なのでしょう。
３．好きなことをしながらは、悩めない
さて、こうした忘却、忘れることですが、先ほども書いた通り、「意識的に」忘れることは、できないものです。
「気づいたら、気にならないようになっていた」
というのが、実情に近いのでしょう。
もちろん、問題が起きたり発覚した当初は、ショックも大きいかもしれませんし、ネガティブな感情に振り回されることもあるのでしょう。
そんなときは、自分の心身をケアすることを最優先にする方がいいものです。
けれども、表現はちょっと変かもしれませんが、ある程度その問題に「慣れて」きて、心身も落ち着いてきたら、自分の好きなことをするのが、問題の解決にとっては近道なのでしょう。
問題が解決してないのに、好きなことするのに、罪悪感が出てきたりもするかもしれません。
あるいは、「好きなことって…？」と、自分の好きなことが分からなくなっている場合も、あるかもしれません。
そんなときは、自分の好きなことを思い出すことから始めれば、いいんです。
「問題を解決するために、何かしていないと」
と思われるかもしれませんが、それはそれ。
むしろ、自分の好きな方に、エネルギーを注ぐことに力を入れて、いいんです。
好きなことをしながらは、悩めないものですから。
今日は、好きなことをしながらは、悩めない、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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