好きなものへの関わり方や表現の仕方は、人それぞれのアプローチでいいと思うのです。
今日は私が好きな競馬への関わり方を、ストレングスファインダーの資質を通して見てみることにします。
好きなことへのアプローチの仕方の、ご参考になれば幸いです。
私は競馬が好きです。
ここでもよく「サラブレッド」というカテゴリでいろんな文章を綴らせて頂いています。
ただ「競馬好きです!」と言うと、それを聞いた方から「先週の馬券は取れました?」とか「最近儲かってます?」とよく聞かれますが、実は最近馬券はほとんど買っていません。
先週の有馬記念も買わなかったですし、今年買ったのは日本ダービーと、初夏に中京競馬場を訪れたときの2回くらいのように思います。
競馬に公営ギャンブルという性質がある以上、一般的に競馬好き=レースの予想と馬券好きというイメージがありますが、いろんな関わり方があっていいと思うのですよね。
勝負した馬券でアツくなるのが好き。
走ってるサラブレッドの美しさを見るのが好き。
競馬場のB級グルメがたまらなく楽しみ。
ぽかぽかした日に内馬場の芝生の上でゴロンとするのが気持ちいい。
いろんな楽しみ方があると思います。
私も以前はレースの予想の精度を上げ、馬券が当たるようになりたいと思っていましたが、びっくりするくらいからっきしの馬券下手で、まったく上手くなりませんでした。
ここで馬券が好きな人は、いろいろ試行錯誤したり馬券が上手い人を参考にしたりしていくのでしょうが、私はダメでした。
なぜ、ダメか。
ストレングスファインダーの資質について学ぶようになって思ったのですが、
そもそも興味がなかったんですよね。
以前、安東美紀子さんのセッションを受けさせて頂いた際に、「弱点(ストレングスでいうところの下位資質)は『興味がない』と言い換えて、気にしなくていい」という言の葉を頂きました。
ストレングスファインダー資質の全順位を出してみて思うのですが、馬券予想の精度を上げるという行為に必要と思われる資質がけっこう下位にいるのですね。
一般的に言われる馬券予想の精度を上げるために必要なこととストレングスの資質をつなげてみると、
- これまでのレースから出走各馬の本質を見出し(=原点思考)
- 客観的なデータ(過去の成績や血統)の中から好走するパターンを見出して推測し(=分析思考)
- その逆でそのレースに出走する各馬のネックや問題点を見つけ(=回復志向)
- 馬券を当てるという明確な目標に向かって様々な行動ができ(=目標志向)
- 他人と比較して馬券を当てるという明確な事象にモチベーションを持ちづけることができる(=競争性)
と表現できるように思います。
さて、これらの資質の私の順位ですが、
原点思考:31位
分析思考:29位
回復志向:33位
目標志向:30位
競争性:32位
なのです(ストレングスの資質は全部で34資質なので、34位中の順位です!)。
まあ、私が馬券下手なのの言い訳も多分に入っていますが、何というか、向いてないというか・・・きっと興味がないのですね。
興味がないものは放っておいて、上位資質にフォーカスするのがストレングス活用法の王道です。それでは上位資質を使った私の競馬との関わり方を、肩の力を抜いて振り返ってみると、
過去のレースの年鑑を集めてニタニタ眺めたり(=収集心・第3位)、
種牡馬事典で血統やコース、距離適性について学んだり(=学習欲・第4位)
頂点を決めるレースでの競争に感動したり(=最上志向・第6位)
そしてそのレースでの出来事をココロの世界やいろんな事象に絡めて(=アレンジ・第7位)、
サラブレッドとそれに関わる人のポジティブな面を探して(=ポジティブ・第2位)、
そしてその感動を言の葉にしていろんな人と分かち合うことが喜び(=運命思考・第1位)。
毎週日曜日に書いている文章は、私のそんな競馬との関わり方です。
競馬が好きだけど、もっと深く関わるためにはどうしたらいいのだろう。
その答えは、馬券が当たるようになることだけが唯一の方法ではなくて、もっといろんな豊かな関わり方がありました。
・・・ええ、もちろん当たるものなら、たくさん当てたいのは本音ですけれどね。
今日は競馬というマニアックな話題でしたが、どんな好きなことでも同じなような気がします。
好きを表現にするのに、みんな同じ形でなくてはいけない、ということはありません。それを好きな人の数だけ、人それぞれオンリーワンの関わり方と表現の仕方があるはずです。
ストレングスファインダーは、そんなオンリーワンの関わり方のヒントをくれるのかもしれませんね。
もしご興味がありましたら、お客さまも一度ご自身のストレングスファインダーの資質を診断してみると、面白いと思います。
毎年クリスマス~年末には一度寒波がくるような気がしますが、今日もすごい寒波がきていますね。
あと少しの年の瀬を楽しめるように、暖かくしてごゆっくりお過ごしください。