2023-09-01から1ヶ月間の記事一覧
何らかの「問題」が起きたとき、私たちは依存的になるものです。そのなかで主体性を取り戻すためには、「誰が必要とした『問題』か?」という視点が大切になります。
私たちが出会う「問題」は、本来の自分に戻るためのもの、自分らしさに気づくために起こります。そして「問題」とは、どこかで抑圧してしまった自分の本心を、教えてくれるものです。
どんな大きな「問題」であれ、自分にフォーカスしていくことで、主導権を取り戻していくことができます。外側よりも自分の内面を見つめる習慣は、私たちに大きな恩恵を与えてくれます。
「投影」の心理を知ると、ネガティブなことを感じたとしても、そこから得るものを見つけることができます。それは、「もっと自分を愛せるよ」というタイミングを教えてくれたりするものです。
相手のなかに見えるネガティブな部分は、自分が嫌ってしまった自分の一部です。そして、どんな自分であれ、それを愛することができるのは自分自身しかいません。
文筆家・心理カウンセラーの大嵜直人のブログにお越しいただき、誠にありがとうございます。10月度の個人カウンセリングを募集いたします。あなたさまのお話をお伺いできますことを、心より楽しみにしております!
早いもので、もう今年も「秋分」を迎えました。心地よいこの季節がまたやってきたことを、存分に味わいたいものです。
誰かを嫌ったり、ケンカしたり、否定したり、そうしたネガティブなつながりを感じるとき。その相手のなかには、私たちがどこかで見失ってしまった自分自身のかけらが眠っているものです。
「つながり」とは、心と心が寄り添い、相手との境界線が溶けている状態であり、私たちの想像力がその架け橋となります。それゆえ、たとえ相手と物理的に離れていても、「つながり」をつくることができます。
「許し」のプロセスで必要な「感情的理解」では、相手の置かれている状況や心情を想像することが大切になります。しかし、自分のことに手一杯の状態だと、その想像力は失われてしまいます。
「あきらめる」とは、決してネガティブな意味ではなく、「その事実やできごとをあるがままに受け入れる」という意味があります。それは「許し」のプロセスに、よく似ています。
自己否定の形の一つに、いまの自分を基準にして、過去の自分を裁く、というものがあります。そんなときは、「そうするほかなかった」という、あきらめの視点を持つことが有効です。
私たちは、条件つきで愛してもらうとしてしまうことがあります。そうした行動を、単に「間違っている」とするのではなく、そうするほかなかった自分を受け入れるプロセスを踏むことが大切です。
何も言わずとも、時が満ちれば、花は咲く。連綿と繰り返されてきた、その奇跡。私たちもまた、同じなのかもしれません。
自己受容の大原則は、そのままの自分を愛することです。それは、いまここに自分がいることの奇跡を想うことと、似ているようです。
自己否定から何かを変えようとすると、なかなか続かないものです。すぐに変わることよりも、変わらぬ自分を愛することの方が、大切なようです。
ものの見方、考え方を、なかなかポジティブに捉えられないときがあります。そんなときは、「真実は変えられる」と信じることから始めることが大切なようです。
「自分を差し置いても大切な存在」に出会えることは、とても幸運なことです。しかし、もしいま身近にそうした存在がいなかったとしても、まずは「出会えると信じる」ことから始めてみてはいかがでしょうか。
自分を愛することと、誰かを愛することは、同じことの裏表といえます。「どちらか」というよりも、「どちらも」という中庸の視点を持つことをおすすめします。
よく「まずは自分を愛することが大切」と言われます。それと「誰かのために」という視点は、相反するように見えますが、それは決して矛盾するものではありません。
澄んだ空気に満たされる、白露のころのようです。季節の移ろいは、それだけで観る者を癒してくれるようです。
「ライフワーク」を考えるときに、「相互依存」の視点が必要になります。「自分の歩く道は、誰を幸せにするのか?」という問いかけは、そうした視点を教えてくれます。
「ライフワーク」とは、一人では歩けないものです。だから「ともに行く」という感覚が必要なのですが、そのベースになるのは「自分を愛すること」です。
身体の「痛み」が、「いま、ここに注意を向けなさい」という肉体からのサインであるならば。心の「痛み」もまた、同じなのかもしれません。
「ライフワーク」を考えるときに、いままでの自分の歩みをどう扱うかは重要です。自分の感じることと同じように、これまで歩いてきた道を愛する視点をお伝えします。
「愛し方」が星の数ほどあるように、自分自身の愛し方もまたたくさんの方法があります。そのなかでも、自分の感じることを否定せずに見守る、という愛し方をご紹介します。
心理学を学んでいくと、それを「自分責め」のために使ってしまうことがあります。そうならないために、当初の目的である「自分を愛する」ことに、何度でも立ち返ってみることは、とても大切なことです。
「投影」の法則を使うと、いまの自分の内面の状態を知ることができます。しかし、そうしたフィードバックをするときに、「自己愛」の視点は常に忘れないようにしたいものです。
時の流れに区切りがあるわけではないと思うのですが、それでも月が変わると感じるものが変わるようです。早いもので、もう9月になりましたが、熱田神宮を訪れることができました。
自分自身を許すことができると、それを周りに「投影」していくという大きな恩恵を受けとることができます。それは、自分を愛するほどに、大切な人に愛を届けられることと、とてもよく似ています。