大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

2017-10-01から1ヶ月間の記事一覧

他人の性格や趣向を否定したくなったときは、サイコロを思い浮かべるとき

周りの人の性格や趣向を否定したくなったとき、それは自らの性格や趣向へのこだわりや執着を緩める時期だというサインだと思います。

願望や夢を叶えるために必要なことは

願望や夢を叶えるために必要なことは、「受け取ること」がその一つの秘訣だと思います。そして、受け取るためには二つの大切なことがあります。

その瞬間に立ち会う奇跡を味わう。 ~1997年天皇賞・春 雑感

1997年、天皇賞・春。マヤノトップガンの差し脚を見ると、今も戦慄に似た思いを覚えます。それは、二度と見ることができないキャスティングの中で起きた奇跡だからなのかもしれません。

どんなフィルムを映しだすのか ~映画「いまを生きる」に寄せて

映画「いまを生きる(原題・DEAD POET SOCIETY)」に寄せて。「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」でもそうだったのですが、キーディングを演じたロビン・ウィリアムズ氏の教師役の演技は神がかっています。ラストシーンの穏やかな微笑み。あんな微笑み…

つながる恩恵。 ~30数年ぶりに再訪した、名和昆虫博物館

SNSの恩恵で、30年以上前に訪れた「名和昆虫博物館」を再訪することができました。つながる恩恵というのは、ありがたいものです。

ほいくえん、いや!

私たちは自分自身を扱っているやり方で、社会や周りの他人やパートナーから扱われるようです。自分を無条件で認め、許し、承認し、愛することができると、次第に他人に同じことができるようになり、最終的には、他人からも愛されるようになるのでしょう。

旧き良き日々 ~その人の魅力は、私自身の魅力でもある。

夜空に浮かぶ美しい月も、実は裏側から光を当てている太陽があってこそ。たまには少し見方を変えて、周りの人の魅力を輝かせているのは、私自身だと見てみるのもいいのかもしれません。

信じることは実現する

あら、いらっしゃい。久しぶりねー。 まあまあ、座って座って。 今日、何の日か知ってる? ・・・え?わかんない?ふとどきものねー 今日でこのお店は開店して2ヶ月が経ったのですー!! パチパチパチー!! ・・・なによ、もっと盛大に祝いなさいよ。そも…

才能ほど、自分では当たり前に見える。

資質や才能は自らそれを意識する前は、ほかの人も当然持っていると思いがちです。それどころか、むしろ欠点や隠したい点に見えてしまうことすらあります。

初めて見た、あの景色。 ~1996年桜花賞 雑感

さて、お客さまの好きなことやものは何でしょうか。「好き」は感情であり感覚ですので、理由はないものかもしれません。けれど時にはその魅力を考えてみることは、「好き」の純度を高めてくれるように思えます。

花は誇らず、ただ咲く。

とても深く傷ついたとき、しだれ桜を見ていました。15年が経ち、またしだれ桜を眺めていました。無くしたものは、その瞬間の景色だけでした。それでも、今も変わらず、花は誇らず、ただ咲くようです。

肚をくくること ~コミットメントの効用

「コミットメント」とは、一言で表すなら「肚をくくる」ことです。いまある問題に対して、しっかりと腰を据えて向き合う態度とも言えます。これは、問題解決に向かうにあたって最初に目標とするべき意思表示です。

源泉かけ流しの、あたたかいあの場所

「出したものが返ってくる」が本当なら、ベースになってる愛情を出した分だけめぐりめぐって愛情がまた返ってくるでしょう。人の心の奥底にある、あたたかな場所には、いつでも戻ってくることができます。

続・旅情に寄せて

ロビンとプーのような思い出の地が、きっと誰の心の奥底にも眠っています。それは、人の愛がこんこんと湧く場所でもあるようです。

旅情に寄せて

旅に限った話ではないのですが、私たちの生きる豊かさとは、どれだけ無駄と思える余白の時間を持てるか、に依っていると思うのです。それは、外的な基準や物質的な所有の多寡とは、あまり関係がありません。余白に、ブランクにこそ豊かさは宿り、人の心を満…

同時代に生きる

お客さまにとっての同時代を生きる大切な方々は、どなたでしょうか。今日はぜひ、その方たちと同時代に生を受けた奇跡に乾杯しましょう。

2頭と2人 ~1996年スプリンターズステークス 雑感

どんな素晴らしいレースも難解なレースも、必ず決着しすべての馬に冷酷な着順が与えられる。それこそが競馬のすばらしさであり、またそのつらさなのだと思います。

言葉にすることの難しさ

私は言葉の力を信じています。伝えたい、という思いがあること。そうした気持ちの乗った言の葉は、必ず受け手の心に届くと信じています。

シニフィアンーシニフィエ

言葉の持つ力について、20世紀の言語学者、ソシュールのシニフィアン・シニフィエという概念に寄せて、考えてみます。

選んでいる、ということ

「好き」で選んでいることが、時間とともに「惰性」や「執着」になってしまうことがあります。そうなってくると「好き」なことをやっているはずが、徐々に徐々に輝きを失い、苦しくなってきます。特に「執着」は苦しいですよね。

愛情は全てを溶かしてくれる。

人は往々にして完全なもの、完璧なものを求めます。そうした自分にならないと、愛されないと思い込みます。けれど本当のところは、不完全だから愛される。欠点があるから受け入れられる。そちらだと思うのです。

自立ロード

あら、いらっしゃい。 三連休明けの火曜日にも呑みに来るなんて、ほんとキトクなお客さんね。連休明けてヒマだと思ったのに・・・あ、何でもないわ、まあまあ座って。 ・・・はいはい、とりあえずビールね。 今日は間違えないから大丈夫よ・・・はい、どうぞ…

問題の解決とは、望みとおりの現実になることではなく、問題が意味を持たなくなる瞬間かもしれない。

問題の解決とは、それが望み通りの結果になることではなく、問題そのものが意味を持たなくなる瞬間に訪れるのかもねー。

世界をどう見るかは、すべて私たちに委ねられている。

世界をどう見るかは、全て私たちに委ねられているのかもしれません。明日、この世界を好きにデザインできるとしたら、お客さまはどんな世界を描きますでしょうか。

続・受け取ること、与えること

「ありがとう」は「受け取る」言の葉なのですね。そして受け取った瞬間、「ありがとう」は世界に与える言葉に変わります。

きっといつも、今日も、どこかで。

過ぎ去りし時間や、今生の別れをした人。それらは、私たちのこの世界から完全にいなくなったわけではなく、少しだけ別のところに移っただけなのかもしれません。

儚くも美しいこの世界は、もともと一つだったから。

昨日の十五夜はいかがでしたでしょうか。 秋の澄んだ夜空にぽっかりと浮かんだ十三夜月が見えましたでしょうか。それとも、ほのかに明るく雲居に隠れていましたでしょうか。それとも雨に曇る空をぼんやりと照らしていましたでしょうか。 今日は満月の一歩手…

不完全なままでいいから、まずは跳ぶこと。

無風だろうが向かい風だろうが追い風だろうが、まずは跳ぶこと。もしも停滞感を感じたとしたら、それが人生を大きく動かす一つの秘訣なのかもしれません。

小さな息子の目に映る世界に、教えられること。

教える立場の方が、実は最も教えられている。小さな息子を前にすると、そんな言葉が思い出されます。彼らの目に映る世界は驚きと感動に満ち溢れているのですね。

夢破れて。 ~1999年凱旋門賞に寄せて

終わらない夢を見よう。いつか遠きロンシャンの空の下、われわれの夢が先頭を駆け抜けるその日まで。