大嵜 直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

目の前の季節を、そのままに。

時に清明。 虹始見、にじはじめてあらわる。 春の深まりとともに、大気は湿り気を帯び、虹が見られることが多くなるころ。 そんな時候の通り、今日はぽつりぽつりと冷たい雨が落ちる日だった。 残念ながら、虹を見ることはできなかったが、季節は歩みを止め…

もうひとつの、尾張国の一之宮。 ~愛知県一宮市「大神神社」訪問記

今日はふと、違う神社を訪れてみようと思った。 一宮市に所用があると、よく真清田神社に寄るのだが、今日は違う場所を訪れてみよう、と。 一度はじめると、行動パターンが固定化する傾向のある私にとっては、めずらしいことだ。 こういうときは、素直に従っ…

藤棚を見上げて、過ぎた時を想う。

時に、清明も末侯。 鴻雁北、こうがんかえる。 春になると見かけるツバメと入れ替わりに、渡り鳥の雁が北国に帰っていく時候。 冬から春へと、いろんなものが入れ替わっていく時期なのだろう。 外を歩くと見かける花の色も、ずいぶんと変わってきたように思…

ストレッチ日記 ~身体の左右差と問題の類似

引き続き、ストレッチを続けている。 先週は何かとばたばたして、少しサボり気味だったが、また今週に入って少しずつ。 やはり、終わった後の達成感と爽快感、深く呼吸ができる感じ、そして身体の軽さというのは、気持ちがいい。 身体と会話しながら、ゆっく…

半袖、散り際の桜を見上げながら。

生命力、という言葉が思い浮かぶような、陽気だった。 冬の冷たさは、もうどこにもなく。 麗らかな暖かさと、時折吹く風が心地よい。 朝晩はまだ冷えることもあるが、もう春本番の気配である。 その陽気に誘われて、少し走りに出る。 ここのところサボり気味…

白き桜、奇跡の純白。 ~2021年 桜花賞 回顧

多くの日本人が心を奪われる桜というのは、まことに不思議な花だ。 その花びらは、近くで見ると純白に近い色をしている。 ほんのわずかに、淡いピンクの色が感じられる程度だ。 それが、たくさんの花が集まり、遠くからそれを眺めると、まるで燃え盛っている…

笠松、桜花賞の想い出に寄せて、寄稿させていただきました。

笠松、そして桜花賞の想い出に寄せて、ウマフリ様に寄稿させていただきました。 uma-furi.com 桜が満開の時期に、笠松を訪れて現地取材をしてきましたので、今回はその際の写真も掲載いただいております。 昨今、何かと騒がしく大変な笠松競馬ですが、応援し…

電話と、コミュニケーションに寄せて。

電話というのも、不思議なコミュニケーションツールだ。 相手の顔が見られない分、寄り添おうとする。 目を閉じていると、音や香りに鋭敏になるように。 相手の声色、トーン、間合い、ニュアンス…そういったものから、相手の心情を想像し、慮り、聞き、話す…

新緑の香りのする清明にて。

花冷え、と呼ぶにはもう、少し季節外れのような。 そんな、気温だった。 少し肌寒くはあるけれど。 上着を羽織るよりも、その寒気に触れていたい。 そんなふうに、感じた。 寒の戻り、花冷えではなく。 その肌寒さは、どこか季節を進めるような気がした。 春…

かなしさについて。

悲しさについて、ここのところ考えている。 ひとつ思うのは、何かが悲しいというときは、必ずその対象があるようだ。 恋人と別れてしまい、悲しい。 ドラゴンズが完封負けして、悲しい。 悩みが友だちに理解してもらえなくて、悲しい。 コンサートのチケット…

走り、旬、名残。いつか、また。

食べものの世界では、四季折々に触れた食材を大切にする。 いまの時分だと、山菜、たけのこ、新ごぼう、ホタルイカ、などだろうか。 四季のめぐりとともに出回る食材に想いを寄せ、ときに口にするもので四季の訪れを感じる。 スーパーに並ぶ野菜の変化を見て…

されど、清明。

週末の雨と風は、花散らしの雨だった。 淡いピンクよりも、新芽の緑色の方が多くなった桜の木を見て、そう思う。 それでも、こうした低気圧が通り過ぎると、空気の肌触りが変わるようだ。 どこかぼんやりと、輪郭の不明瞭だった空の色は、美しく澄んだ色をし…

ニューヒロイン誕生。 ~2021年 大阪杯 回顧

日本競馬史に刻まれた、昨年のジャパンカップ。 コントレイル、デアリングタクト、そしてアーモンドアイという牡牝三冠馬3頭による歴史的な激突の興奮は、記憶に新しい。 アーモンドアイが現役最強を譲らないまま、ラスト・ランを勝利で飾った。 史上3頭目の…

朔日の熱田さんを歩く。

四月、ついたち。 年度替わり、節目の日に熱田神宮を訪れた。 「朔日参り」という言葉がある通り、いつもよりずっと人出が多かった。 出店もあるようで、参道で準備が進んでいた。 リクルートスーツに身を包んだ若い方たち、10人くらいが、宮司さんの後を厳…

Oasis「Whatever」に寄せて

サイモン&ガーファンクル(Simon&Garfunkel)の「明日に架ける橋(原題:"Bridge Over Troubled Water")。 ビートルズ(The Beatles)の「レット・イット・ビー("Let It Be")。 あるいは、グリーン・デイ(Green Day)の「Good Riddance」。 いずれも音…

断酒日記【881日目】 ~弱さを認める、ということ。

さて、断酒して881日。 2年と5か月あまりが過ぎた。 取立てて書くほどの変化もなく、淡々と断酒生活を続けている。 それにしても、だ。 あの2年半ほど前、お酒を断つことを決めた時期。 よく飲みに行っていたし、自宅でもよく飲んでいたものだと思う。 根源…

笠松を歩く。 〜桜の下、赤い電車が今日も走る

名鉄名古屋駅も、ずいぶんと綺麗になったものだと思う。 通学に使っていた20年以上前は、もっと薄暗くてアンダーグラウンドな雰囲気があったように思う。 ホームが地下にあるのも、その印象を強くしているのかもしれない。 快速特急・岐阜行に乗ると、電車は…

サイドミラーに映る桜を眺めながら。

いつの間に、こんなに暖かくなったのだろう。 少し夏を想起させる車内の熱気に、春の訪れどころか、初夏の気配すら感じる。 季節は留まらない。留まっては、くれない。 ひらひらと、足元を黄色い蝶が舞った。 これだけ暖かくなると、いろんな生きものがその…

才能の在りか、逆・裸の王様、そして問題について。

誰しも、他人のことはよく見えるものだ。 欠点でも、長所でも。 放っておいても目に入ってくる。 あの人は、あのズボラな性格だけ、何とかしたらいいのに。 というような短所は、 あの人のおおらかさに、誰もが救われている。 というような長所と同義でもあ…

力勝負、香港に続いて。 ~2021年 高松宮記念 回顧

昼前から降り出した雨を、眺めていた。 少し季節を巻き戻したかのような、肌寒い気温。 風も、少し出ているようだ。 毎年、桜が満開になるころに、花散らしの冷たい雨が降るような気がするのは、人間の印象記憶によるものだろうか。 そうでない年もあるのだ…

球春の到来、つながれる父の愛。

今年もプロ野球が開幕した。 まだ入場者数の上限に制限がかかっているとはいえ、今年も球春が訪れたことに感謝したい。 去年は、コロナ禍の中、6月に無観客での開幕だった。 世相騒がしい中、我らが中日ドラゴンズは序盤戦こそ苦しんだものの、終盤にかけて…

ミッションステートメントを作成しました。

スティーブン・R・コヴィー氏はベストセラーとなった著書「7つの習慣」の中の、第2の習慣でミッションステートメントを作成することの大切さを述べています。 終わりを思い描くことから始める習慣を身につけるには、個人のミッション・ステートメントを書く…

願わくは、花の下にて。

いつの間にか、春も本番のようで。 外に出ると、さまざまな色の桜が咲いているのを見かける。 時に、春分が次侯、桜始開さくらはじめてひらく。 例年より早い開花と聞くと、散るのもまた早くなるのが惜しく感じる。 そう感じる花は、桜以外には少ないように…

空、春色。

春分過ぎて。 今年は桜が早いようで、もう春本番の感がある。 桜もそうなのだが、空の色の移り変わりが、季節の入れ替わりを感じさせる。 凛として、どこまでも澄んでいた空の色。 冬の間の、そんな空の色は、もうどこにもなく。 見上げれば、輪郭のぼやけた…

ストレッチ日記 ~自分に還る時間

サボりながらも、なんだかんだと続けているストレッチ。 以前と変わらず、1セット30分くらいのメニューを、Youtubeを参考に。 相変わらず、お手本のYoutuberの方のように、見事な開脚には至らない。 それでも、終わった後のなんともいえない達成感に惹かれ…

当ブログの諸々をカスタマイズしております。

昨日から当ブログの諸々をカスタマイズしております。 より自分らしいブログにするため、独自ドメインを取得いたしましたので、アドレスが以下に変更となっております。 新アドレス:https://oosakinaoto.com/ 今後お気に入りの登録などには上記アドレスでお…

桜花の下で。

世の中に絶えて桜のなかりせば春の心はのどけからまし 「古今和歌集」第82段 在原業平 桜の開花が気になるのは、千年の昔も、現代に生きるわたしたちも同じようで。 咲いたかどうか気をもみ、桜の木の下を通るたびに蕾を見上げ。咲いたら咲いたで、散り際を…

はんぶんこ。

春分の日。 彼岸の中日。 あるいは、雀がはじめて巣くうころ。 陰中の陽。 陰中の陰を経て、少しずつ長くなってきた日の長さは、いつしかその長さを半分にまで伸ばす。 昼と夜の長さが等しくなり、春は大きく伸びをして暖かさを増していく。 影が深ければ、…

忘れないでいる。

いまから20年以上も前の当時、いまと比べて写真というメディアに記録する手段は、限られていた。 専門知識が必要なごついカメラで撮影し、それを現像するハードルの高さは、なかなかのものだ。 そのハードルを低くしたのが、インスタントカメラの出現だった…

主よ、人の望みの喜びよ。

いつもの時間、いつもの通り道。 窓のガラス越しに、道行く車を眺めている。 店内には、車の通過音は聞こえない。 途切れなく行き交う車は、どこか無音映画のように見えた。 そういえば、今日この店に行かなくちゃならないんだった。 意志ではなく、過去に決…