大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

紫陽花、喜雨に湿りて。

時に芒種、次候は腐草為蛍(くされたるくさほたるとなる)。 文字通り、蛍が光を放ち跳び始めるころ。 その時候を、梅雨の雨に腐った草が、蛍に生まれ変わると表現する、この美しさが私は好きだ。七十二候の中でも、最も好きな名の一つかもしれない。 いま住…

書評:根本裕幸さん著「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」に寄せて

今日は書評を。 私がカウンセラー見習いとして師事している根本裕幸さんの新著「ふと感じる寂しさ、孤独感を癒す本」(清流出版、以下「本書」)に寄せて。 1.人を狂わせる寂しさ 2.寂しさの本質とは何か 3.寂しさがもたらす問題、それを癒すためには …

望郷。

ここのところ、故郷のことを想うことが多い。 思い出す、と言った方が正確だろうか。 不思議と思い出すのは、わたし自身が生まれた頃の晩夏のころの故郷だ。 春の桜並木も、東洋一と謳われた藤棚も、冬の木枯らしと伊吹おろしも、秋祭りも、四季折々の思い出…

6月の夕暮れは黄金に染まり。

時に芒種、あるいは蟷螂生(かまきりしょうず)。 昨年の秋に産み付けられたカマキリの卵から、たくさんの命が生まれるころ。 全国的に梅雨入りし、ぐずついた空が続くころでもある。 今年は異常に早く西日本が梅雨入りしたが、梅雨入りしたとたんに晴天が続…

断酒日記【950日目】 ~積み上げは裏切らない。

さて、断酒して950日目である。 なんとなく区切りがいい数字なので、今日はそれに寄せて書いてみようと思う。 断酒を決めた、あの霧雨降る立冬を前にした日から、950日目も経っていると思うと、感慨深い。 2年7か月も続いていると考えると、かなり長い期間続…

夏よりも夏を想う、水無月の真夏日。

梅雨らしいぐずついた空よりも、湿気を含んだ天気が続く。 それにしても、ずいぶんと気温が高くなってきた。 今日の名古屋は最高気温32℃、真夏日だったそうだ。 考えてみれば、夏至を前にしたこの時期が、一番太陽の力が強まっているとも言えるのかもしれな…

さよなら。

飼っているクワガタが冬眠から目覚めた数日後、入れ替わるようにして2匹のカブトムシが天に召された。 このカブトムシたちは、息子が去年の夏に幼虫から飼育してきたオスとメスだった。 オスは無事に羽化して、立派なカブトムシの形をしていたが、メスの方は…