大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

執着で握りしめた手を、そっと開くのが「手放し」。

執着と手放しのイメージについて、お伝えします。

カチカチに握りしめたままなのが執着であり、その握りしめた手をそっと開くのが「手放し」のイメージです。

1.執着が手放せないときは、「いま」できることを探す

昨日の記事では、執着を手放すためには、「いま」できることを探す、というテーマでお伝えしました。

「いま」自分にできることを探すことは、執着をゆるめるのに役に立つ。 - 大嵜直人のブログ

何かに執着しているとき、私たちの意識は「いま」にいません。

過ぎ去った時間を何度も悔いたり、あるいは、まだ来ていない時間を思い煩ったり。

その意識は、「いま」ではないところに彷徨ってしまいます。

でも、私たちは起こったできごとを変えることはできませんし、未来を知ることはできません。

過去を後悔することも、未来を思い煩うことも、終わりがないんですよね。

だから、執着はなかなか尽きることがありません。

こうした執着を手放し、ゆるめていくためには、「いま」に意識を引き戻すことが大切になります。

具体的には、「いま、自分ができることを探す」ことが挙げられます。

それが、意識を「いま」に引き戻してくれます。

それは、そんな大きなことでなくて、いいんです。

ただ、「自分が」「いま」できることであれば、いいんです。

深呼吸することでもいいし、好きな本を開くことでもいいですし。

意識を「いま」に引き戻すこと。

そうすることで、執着を少しずつ緩めていくことができるというのが、昨日のテーマでした。

2.執着は、固く握りしめてしまう状態

こうした執着ですが、自分の手を固く握りしめている状態が、そのイメージになります。

ご自身の手を、ぎゅっと握ってみてください。

その状態だと、新しく何かをつかむことはできませんよね。

いま握りしめているもの以外には、何も握れない状態。

これが、執着していて不自由な状態です。

その握る力が強いほど、執着が強い状態といえます。

ずっとその状態だと、疲れますよね。握力を測るときは必要かもしれませんが笑

カチカチに、固くなってしまっている握りこぶし。

執着しているときの私たちの心もまた、カチコチになっているものです。

やわらかさというか、しなやかさが、ない。

自由が、ない。

執着しているときは、そんなイメージです。

3.そっと手を開くのが「手放し」のイメージ

一方で「手放し」とは、この握りしめた手を、そっと開いていくイメージです。

執着がきついとき、私たちは無理矢理にその対象と距離を置こうとします。

「彼なんかよりも、もっといい人がいるはず」

などといった具合にですよね。

でも、そうすればするほどに、執着って強くなります。

そんな経験をされたことのある方も、多いのではないでしょうか。

それはたとえるなら、先ほどの握りしめた手を、そのままぶんぶんと振り回してしまうような、そんな状態なのかもしれません。

振り回しても、その握りしめているものは、どこへもいかないですもんね笑

「手放し」とは、執着している対象と距離を置くことでは、ないんです。

結果的に、距離を置くことになることはあります。

でも、それを無理矢理にすることは、「手放し」ではありません。

それは、執着の裏返しでしかないんですよね。

先ほどのイメージでいえば、「手放し」とは、握りしめた手を、そっと開いていくイメージです。

一つ一つの指を、そっと開いていく。

その開いた手で、次に何をつかんでも、いいんです。

それが、自由であることです。

それはまた、開いた手のなかにあるものに対しても、自由を与えることでもあります。

あなたがどこへ行こうとも、わたしはそれを支持するし、応援します、と。

その結果として、また同じものをつかむこともあるのでしょう。

あるいは、まったく新しいものが入ってくることも、あるのでしょう。

それは、手放す前には分かりません。

ただ、どうあっても大丈夫と、自分と相手を信頼することが、「手放し」には大切なことなのでしょう。

今日は、執着で握りしめた手を、そっと開くのが「手放し」、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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