大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

無力さ、叶わない夢、たどり着けない場所、白旗。

己が無力さを知ること、叶わない夢があると知ること、どうやってもたどり着けない場所があると知ること、負けを認めて白旗を上げること。それができるのは、「弱さ」ではなくて、「強さ」だと思うのだ。

眠れぬ夜に「かなしさ」と「いとしさ」について想うこと。

古来より人はその自然の移ろいに「愛しさ」を感じ、かなしみの中にもいとしさを、いとしさの中にもかなしさを、見い出してきた。この世から「かなしみ」が絶えることはないけれど、私たちの先祖は「愛しさ」という言葉を伝えてきてくれた。

七分咲きの桜の下のサンドイッチに童心について想うこと

童心。桜の花の下では、皆がいい笑顔でいた。童心に還れるから、花見をするのかもしれない。そんなことを思った。

球春に小さな私の抱えていた寂しさを想うこと。

友人にグローブとソフトボールをもらった。興味深々の息子はバットもほしいと言うので、ホームセンターで買ってきて、さっそく近所の公園に繰り出す。革の匂い、ボールの縫い目のでこぼこ、指の感触。どれも、30年以上前の童心に還らせてくれる。

大切な人を傷つけないために、あなたの尊厳を守るために、「ありがとう」と言おう。

あなたの大切な人を、傷つけないために。あなたの大切な人を、大切にするために。そして、世界でたった一人の、あなたという存在の尊厳を守るために。ありがとう。と言おう。

断酒日記 【146日目】

私がお酒で酔っ払っていたのは、ずっと「寂しかった」からだとも思う。けれども、生命力にあふれる人ほど、お酒をよく飲むことで、その抑えきれない生命力を中和しているというのは、一考に値するような気もする。煙草なども、その類いのものなのかもしれな…

時はどっちに流れているか?

近代スピーチにおける、西野亮廣さんの言葉、「僕たちは今この瞬間に未来を変えることはできないけれど、過去を変えることはできる」。「時の流れ」というのは、実は私たちが思っている方向と、逆に流れているのではないだろうか。