断酒も「the Artist's Way(邦題:ずっとやりたかったことを、やりなさい。)」の実践ワークも、ぼちぼち続けており書くネタには事欠かないのだが、いかんせんここのところバタバタしており、更新が滞り気味である。
「あまり完璧なアウトプットを求めず、とりあえず書いて出す」というスタンスを徹底したいと思う。
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ということで、断酒18日目である。
18という数字はプロ野球のエースナンバーであり縁起がいい数字であるが、とりあえずは無事にお酒から遠ざかった生活を続けられている。
約2週間半。
変化として実感したのは、二つ。
一つ目は、自由になる時間がたくさん増えたこと。
そのおかげで、こうしてブログを1日1記事以上更新できているし、読書したりする時間が増えた。
飲み会に行ったとしても、帰ってきてから自分の時間があるというのは、驚きの発見だった。
二つ目は、少し一つ目と関連することだが、朝気持ちよく起きられることだ。
今まではお酒を飲むと、遅い時間まで胃腸に負担をかける飲み方をしてしまうことがあったし、まして飲み過ぎて二日酔いになった翌日の朝のドロドロ具合は、早くこの世が終わればいいのに、と思うくらいの気持ち悪さと頭痛に見舞われることもあった。
それが、毎日スッキリと朝起きられている。
不思議なもので、夜が長くなったのになぜか早く寝ようと思うようになり、目標10時台には布団に入ろうと思うのである。
その分、翌朝早起きしてブログ書いたり、ナンジャカンジャ活動している。
朝、寝起きというのはやはり最も頭がスッキリしているようで、その時間を朝食や着替えや出勤の準備といったルーティンでないことに使えるというのは、非常にいい傾向のように感じる。
これもやってみないと分からないので、すぐには判断せずに、いつもの「3」のつく3週間、3ヵ月とやってみて、自分に合っているかどうか見てみたいと思う。
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やめてみて、ふと思うことがある。
何が満たされなくて、お酒を飲んでいたのだろうか、と。
私の場合は、やはり「寂しさ」のような気がする。
もう会えない肉親や、もう見ることのできない風景や、失われたと感じるもの。
いままでずっと握りしてめていたものが、実は握りこぶしの中は空っぽだったというようなことが、怖くて仕方なかったのかもしれない。
大切にしていたもの、愛していた両親、美しい風景・・・そんな自分の中の一部分が、実は虚像だったような気がして、お酒でその怖さを散らしていたのかもしれない。
お酒を「何となく」やめようと思い立ったということは、もうその怖さから逃げる必要がなくなったのかもしれない。
怖かったら、怖さを感じればいい。
そう、素直に思えるようになった。
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私は、お酒を飲むことで、ずっとぼんやりと夢を見ていたかったのかもしれない。
どこかあの酩酊感の中に、うつつの世界では会えない人に会えるような、失われた景色も見られるような、そんな万能感を求めていたのかもしれない。
お酒で酔って見る夢よりも、シラフで見る夢の方が面白そうになった。
お酒をやめようと思ったのは、そんなことなのかもしれないと、今日ふと思ったのだ。