大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

師走の夕暮れ。

師走の夕暮れは、早い。

正午を過ぎて少し経ったかと思うと、

あっという間に辺りが暗くなっている。

もう2週間後には冬至なのだから、

それも当たり前といえば当たり前なのだが。

一年のうちでもっとも、陰極まる時候。

昼の時間が短いと、一日が短く感じられる。

夜の時間も、もちろん一日のうちの

大切な時間なのだが、不思議なものだ。

酔って夜の時間を早巻きにすることがなくなった私にとって、

師走の夜は、どうも少し長すぎるようだ。

それでも、日々は流れていく。

夏も冬も変わらず、一定の早さで、

流れていく。

その早さが、今の私にとっては遅さに感じる、

師走の夕暮れ。

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