どうしても朝からTM NETWORKの「Get Wild」のサビが頭から離れなかった。
こういうときは、素直に降参するべきだ。
カラオケ店の受付で、「何名様ですか?」と聞かれて「あ、いや、一人です」と答える時の少々の恥ずかしさを越えれば、私はどんな大歌手にもアーティストにもなれる。
懐かしの冴羽さんの画像が出てきて、テンションが上がる。
歌は、感情を解放してくれる。
ふだん感情に鈍感な男性にとって、「歌う」ことは感情を豊かにしてくれるようだ。
1時間1本勝負のつもりが、30分延長して、まだ歌い足りなかった。
私の部屋から漏れ出る歌声に、たまたま通りかかった音楽プロデューサーが驚いて、帰りがけに声をかけらる…ところまで妄想したが、誰にも声をかけられなかった。おかしい。
=
それはさておき、一人で歌っていると、チョイスした歌の歌詞が、どうにも胸に刺さる。
無意識にそういう曲を選んでいるのだろうか。
Get Wild and tough
ひとりでは解けない愛のパズルを抱いて
Get Wild and tough
この街でやさしさに甘えていたくはない
Get chance and luck
君だけが守れるものがどこかにあるさ
Get chance and luck
ひとりでも傷ついた夢を取り戻すよ
Get Wild:TM NETWORK
くじけないでなげかないで うらまないでとばそうよ
あの時笑って作った しゃぼん玉のように
淋々と泣きながら はじけてとんだけど
もっと俺は俺でありますように
しゃぼん玉:長渕剛
Walk on, walk on with hope in your heart
And you'll never walk alone,
You'll never walk alone.
You'll never walk alone
離れれば離れるほど なおさらにつのる
この想い忘れられずに ひらく古いアルバム
若い日の父と母に 包まれて過ぎた
やわらかな日々の暮らしを なぞりながら生きる
サライ:谷村新司・加山雄三
掴んだ拳を使えずに 言葉を失くしてないかい
YAH YAH YAH:CHAGE and ASKA
角を曲がるといつも 消え失せてしまう言葉だけど
心の中では 切れて仕方ない
この指の先でそっと 拭き取れるはずの言葉だけど
積もり始めたら 泣けて仕方ない
月が近づけば少しはましだろう:飛鳥涼
あの日のすべてが空しいものだと
それは誰にも言えない
時には昔の話を:加藤登紀子
ざらついた苦い砂を噛むと ねじ伏せられた正直さが
今ごろになって やけに骨身に染みる
あぁ しあわせのとんぼよ どこへ
お前は どこへ 飛んで行く
とんぼ:長渕剛
遠ければ遠いほど
勝ちとるよろこびは きっと大きいだろう
愛は勝つ:KAN
結局のところ、ヒトカラって、自分に向けた応援歌を歌う、ということなのだろう。
また行こう。
感情を、解放しよう。
ヒトカラ万歳。