さて、時候は夏至の次候、「菖蒲華、あやめはなさく」になりました。
紫陽花といい、この梅雨時期には、青系統の色がよく似合うようです。
旬のアヤメはどこかにないものかと思い、先日自宅の周りを歩いてみましたが、残念ながら見つけることはできませんでした。
まだ、紫陽花は咲いていたのですが。
代わりに、こちらの花が咲きかけでした。
紫君紫蘭、アガパンサス。
こちらも青色系統の色合いが美しく。
まさに咲きかけといった趣で、楽しませてくれました。
気づけば、水無月も終わり。
ということは、2021年も半分が終わり。まったくもって、早いものです。
そう聞くと、少し寂しくなったり、焦ったりもしてしまいますが。
季節は変わらず、流れていくようです。
そして、それを見つめるわたしという存在は、定点にいるようで、また流れていくようで。
流れていくのであれば、どこへ流れ着くのでしょう。
アガパンサスを見ていると、その名を覚えた季節を思い出すようです。
路傍に咲く花を、眺めることを始めたころでした。
そこから、たくさんの季節がめぐりゆきましたが。
また、アガパンサスの咲く季節が、戻ってきました。
流れて行く先も、また、同じなのかもしれません。
今日で一年もはんぶんが終わり。
2021年の前半戦も、がんばりました。
後半戦も、また季節のめぐりとともに。
流れていくように。