大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

脱稿の脱力感。

先般からお騒がせしておりました、2月にご依頼いただいた文章を、ようやく書き終え、納品しました。

なんとか間に合わせることができて、ほっと一息ついております。

振り返れば、「重なってしまったなぁ…」と感じたのが、2月の頭でした。

都合、4本のご依頼の文章が重なり、勝手にプレッシャーを感じておりました。

それぞれに違う内容でしたので、マルチタスクの苦手な私にとっては、なかなかの苦行でした笑

一つの原稿を書こうと思うと、違う内容が頭を離れなくて、手につかなかったり。

はたまた、書くことへの怖れがたくさん出てきたり。

それでも、なんとかこうして書き終えたことを、ここでご報告できてよかったと思います。

いつも応援してくださり、ありがとうございます。

そのおかげで、なんとか4本を書き終えることができました。

「書けなかったら、どうしよう」

日にちが進むのに、なかなか書けない時期に、そんな怖れがありました。

どうにかこうにか書こうと、場所を変え、環境を変えてみたりもしました。

近所のコワーキングスペースを、利用してみたりもしました。

コワーキングスペースは、周りで勉強したり、作業したりしている方がいると、やはり気分がシャキッとしますし、これからも利用したいな、と思います。

ホテルのテレワーク用スペースを、借りてみたりもしました。

こちらは「カンヅメ」という表現がぴったりで、自分の世界に没頭するには、とてもいいなぁと感じました。

あまりに快適すぎて、お昼寝してしまいましたが笑

場所や雰囲気も、重要。

けれども、最後のところは、自分のなかに「それ」が満ちるかどうか、のようにも感じます。

そう言ってしまうと、元も子もない気はするのですが。

脱稿できたことに、脱力感を覚えながら。

ぼんやりと、今回の執筆について、考えていました。

いまの自分のできることはした、出し尽くした、と感じるのと同時に、もっといい文章を、もっと自分らしい文章を書きたいとも感じるのです。

いつの日にか、もうこれ以上はない、と感じることがあるのでしょうか。

そんな文章を書いてみたい、と思いながらも。

もしそう感じてしまったら、書けなくなるのかなぁ、と思ったりもします。

不完全であるがゆえに、生きることには意味があることと、似ているような、そんな気もします。

さて、一つ区切りがつきました。

書いた文章を、お届けできる日を、心待ちにしておりますので、楽しみにしていてください。

重ねて、温かい応援いただきまして、ありがとうございました。

なかなか快適だったテレワークスペース。