大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

大嵜直人のカウンセリングでできること。

「癒し」の意味と絡めて、私のカウンセリングでご提供できることをお伝えします。

「答えを持っているのは、常にクライアントさまである」というのが、私のスタンスです。

1.癒されて半分、与えて半分

昨日の記事では、癒されて半分、与えて半分、というテーマでお伝えしました。

受けとって癒されるのは半分まで、残りの半分は与えてこそ。 - 大嵜直人のブログ

「癒される」という表現をします。

カウンセリングでも、クライアントさまが癒されることが、一つの目的ではあります。

もちろん、それだけではなく、クライアントさまが主体性を取り戻すことや、自分の魅力や才能を取り戻すことなども、大きな目的ではあります。

とはいえ、そこまで肩肘張らなくても、リフレやマッサージなどと同じような感覚で、定期的な心のメンテナンスという意味で、カウンセリングを使っていただければ、大丈夫なんですけれどね。

すいません、話がそれました笑

翻って、「癒し」というものを考えたときに、とても大切なのが、冒頭の「癒されて半分、与えて半分」というテーマです。

「癒されて」とは、受動態です。

主体性は自分以外にあり、何がしかを受けとるプロセスを指します。

私たちは「癒し」と聞くと、何か外側から与えられる、そんなイメージを持ちますよね。

でも、そうした受動態のプロセスだけでは、半分なんです。

その先で、能動的に「与える」ことをしてこそ、残りの半分を癒していくことができます。

この能動的に「与える」ことは、いわゆる被害者のポジションにいては、できません。

自分に与えられた才能や資質、境遇、環境、あるいは運命といったものを受け入れ、自分の足で立ってこそ、真に「与える」ことができます。

(そうではない「与える」は、取引や犠牲、補償行為だったりします)

真に「与える」とは、誰かに何かをあげるという意味に限りません。

最も偉大な「与える」ものは、自分自身です。

本来の自分の素晴らしさを、自分の周りに、世界に与えていくことです。

それは、まあ平たく言えば、「自分らしく生きる」ことになるでしょうか。

急に、表現が平たくなりすぎましたかね笑

2.「癒し」の意味

「癒し」とは、自分を慰めたり、やさしくしたりすることだけではありません。

心理学的な意味での「癒し」とは、ものごとの見方がポジティブに変わることを指します。

あるできごとが起きたという、事実は変わりません。

「昨日、9時から10時の間に、2ミリの雨が降った」

「恋人に別れを告げられて、交際が終了した」

「健康診断で、内臓に疾患が見つかった」

こうした事実は、誰が見ても変わらないものです。

客観的な事実、とでも言えますよね。

しかし、この事実をどう解釈するかは、人によってさまざまです。

「通勤時間の雨で、面倒くさくて憂鬱に感じた」

「こんなに尽くしてきたのにフラれるなんて、神も仏もあったもんじゃない」

「身内に悪性腫瘍で亡くなった人がいる。自分もヤバいかもしれない」

…などなど、実にさまざまな反応を示すものです。

でも、上に挙げた反応が、唯一のものではありませんよね。

どんなできごとでも、ポジティブに解釈しようとすればできるし、その反対もまた同じなのでしょう。

このような、事実を受けた上での解釈を、「真実」と呼んだりもします。

事実は誰が見ても同じですが、「真実」は人によって異なります。

「癒し」とは、この意味での「真実」をポジティブなものに変えていくプロセスを意味します。

誰しも、それまでの自分の経験や価値観、世界観、パターンによって、事実を解釈しようとします。

けれども、それは決して一つの見方ではないんですよね。

それをポジティブに変えていくことが「癒し」であり、その先に、冒頭でお書きしたような「与える」ということができるのでしょう。

3.カウンセリングでできること

私のカウンセリングでできることは、こうした「癒し」のお手伝いです。

「お手伝い」とお書きしたのは、それをカウンセラー側が与えるものでもないからです。

あくまで、癒すのはクライアントさま自身です。

解釈に気づくのも、それに納得するのも、それを生き方に反映するのも、クライアントさま自身です。

カウンセラー側が、答えを持っているわけではありません。

このあたりが、コーチやコンサルタントとは、少し異なるところでしょうか。

お話をお伺いすることで、感情を整理し、自分の解釈のパターンに気づくことで、これからの自分にふさわしい解釈を、もう一度選び直していく。

そんなプロセスをお手伝いさせていただくことが、カウンセリングができることです。

あ、あくまで「大嵜直人のカウンセリング」ではありますが。

いろんなカウンセリングのスタイルがあります。

家系ラーメンが好きな人もいれば、昔ながらの中華ラーメンが好きな人もいるように。

自分に合ったカウンセラーを選んでいただければ、大丈夫です。

そのうえで、私のカウンセリングが、あなたさまのお役に立てるようでしたら、これほどうれしいことはありません。

 

あ、そうそう。

先ほど、「カウンセラー側は答えを持っていない」とお書きしました。

なので、私のカウンセリングのなかでは、あまり「こうだ」と断定、断言することは少ないのですが、「こうです!」と言い切ることがあります。

それは、私が感じたクライアントさまの価値や魅力、才能をお伝えするときです。

それだけは、「私は、こう感じます!」と、思い切り断言します。

その点だけは、ご了承ください笑

今日は、大嵜直人のカウンセリングでできること、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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