大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

3月11日。

母を想うとき、私は不在を想う。それは、母そのものの不在でもあり、もしかしたら、母とともにいたはずの自分の不在なのかもしれない。

3月10日。

冷たい雨は、変わらずアスファルトを濡らしていた。3月10日が、流れていく。

断酒日記【493日目】 ~資質や才能のほんとうの恩恵とは

資質や才能の恩恵とは、自由であることと言えるのかもしれない。 まずは、自分の資質や才能がどこにあるのか、自覚することが始まりではあるのだが。

『流れ』について。

『流れ』がいいときも、『流れ』が悪いときも、できることは、身を任せることだけかもしれない。

加藤登紀子さん「時には昔の話を」に寄せて

加藤登紀子さんの珠玉の名曲、「時には昔の話を」に寄せて。加藤登紀子さんは母がよく聴いていて、実家に何枚かCDが転がっていたことを思い出す。

追憶のキリン。

いったい、記憶というのは、人間だけのものだろうか。このキリンのモニュメントや園庭、道路や、あるいは空や星も、その記憶を持っているのではないだろうか。ふとしたときに、それらが持つ記憶というものが、ふっと立ち現れるような気がする。

蟄虫啓戸、すごもりむしとをひらく。

すごもりむしとをひらく。虫も、とかげも、カエルも、巣穴から這い出てくる陽気。久しぶりに見る春の光と、まだ少し冷たさの残る風を浴びて、生きものたちは大きく伸びをするのだろう。