昨日は二十四節気の一つ「処暑」でした。
ピークを過ぎて暑さが止む時期という節気。
徐々に暑さは穏やかになっていきますが、同時に台風の季節でもあります。
いつも思うのですが、こうした節気が生まれた先人たちの知恵というのは、すごいものです。
昨日はまさにその節気の通りで、いつもより少し涼しく感じた朝。
道すがらの空には、こんな不思議な形の雲が浮かんでいました。
少し前まで、ミシュランマンのような入道雲がたくさん浮かんでいたような気がしますが、もう空の色と雲の薄さが秋のようです。
雲は不思議ですね。
見ていて飽きません。
毎日、色んな表情を見せてくれます。
そんな青空が広がっていましたが、午後からは台風20号の影響か、分厚い雲と湿った風、そして時おり激しく降る雨の天気に変わっていました。
そんな天気の中、久しぶりに見ることができました。
虹です。
科学的に見れば一つの自然現象なのでしょうが、やはり虹を見ると不思議と幸せな気分になります。
どんなものであれ、自然現象であれ、ただそこにあるものに意味づけをしてしまうのが人の性。
麗らかな春の霞の中にも、
夏の眩い陽射しの中にも、
荒れ狂う台風の嵐の中にも、
秋の澄んだ空の中にも、
その中に何を見るのも、自由です。
今日も世界は美しい。