大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。それでも、愛することを諦めきれないあなたへ。

寒いからこそ、身体に油を差すように。

朝、玄関を開けて浴びる空気が、少しずつ張り詰めた冷たい空気になっていく。

暦の上では、もうすでに冬。
七十二侯では「地始凍、ちはじめてこおる」、地面に霜柱が下りるころ。

肌に感じる冷気よりも、足元の変化に目を向けるのが、なんとも粋なものだ。

そろそろ厚手の布団を出そうか、迷うころだ。
それより先に、半袖のままのシャツを長袖に変えるべきか。

息子の飼っているクワガタも、なかなか土の中から出てこなくなった。
そろそろ、冬眠だろうか。

寒くなってくると、身体が硬くなる。
それは、生きものの摂理でもある。

身体が硬くなると、こころも固くなるようだ。

外に出るのもなかなか億劫になってくるが、この時期だからこそ見られるものもある。

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寒い中でも、開花を待つ花もある。
椿と山茶花はよく似ているが、これは山茶花だろうか。

もう少しかかりそうだが、寒い冬に向かって準備をする花もある。

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川沿いには、以前に見つけた天使のトランペット、キダチチョウセンアサガオがまた咲いていた。

歩いたり、ジョギングしたりしていると、硬くなった身体もほぐれていくようで。

それは、まるで油を差しているようなものなのかもしれない。

どんなに素晴らしい機械でも、放っておけば錆びていく。

慈しむように身体と対話しながら、寒さを感じるのも、またこの時期の趣である。

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秋刀魚かシシャモのような、秋の雲。
この夕暮れの色合いが、晩秋の色のように思う。

寒いからこそ。
外に出てみよう。

身体の声を聞いて、油を差そう。