大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「期待」も「心配」も、その奥にある愛とつながることで「信頼」へと変えていくことができる。

「期待」も「心配」もしてしまうのが、私たちです。

けれども、その奥にある愛とつながることができると、それらを「信頼」に変えていくことができます。

1.「期待」に気づいたら、手放すこと

ここのところ、「期待」と「信頼」をテーマにしてお伝えしております。

「期待」を「信頼」に変えていくために。 - 大嵜直人のブログ

「期待」とは、私たちが依存から自立へと移る過程で、その欲求が形を変えたものです。

依存時代は、自分の欲求を相手にぶつけます。

しかし、それがなかなか満たされないと、自分でどうにかしようと自立への道を歩み始めます。

しかし、その欲求がなくなるわけではありませんから、私たちはそれを自分のなかで密かに「期待」するようになります。

「こうなったらいいな」とか、「彼が変わってくれたらいいな」とか。

これは、現実と向き合うよりも、未来への願望だけを見ている状態といえます。

一方で、「信頼」とは、現実を見たうえで、相手の可能性や未来の希望を見続けることを指します。

「信頼は裏切られることはない」といわれるように、相手の動向や結果でぶれることがないのが「信頼」です。

そうはいっても、「期待」は誰の心のなかにもあるものです。

それを完全になくそう!とするよりも、「期待」していることに気づいたらその都度、手放していくことが、現実的な「期待」への対処の仕方なのでしょう。

2.「心配」の心理

この「期待」と反対に、ものごとや相手のネガティブな面だけを見るのが「心配」という心理です。

「期待」は、現実と向き合わずに、自分の欲求の通りになればいいな、という願望にすがっている状態です。

言ってみれば、ものごとや世界のポジティブな部分しか見ていないものです。

この反対に、ものごとのネガティブな部分しか見ていない状態が、「心配」です。

子育てをしていると、この心理と向き合わないといけない場面は、非常に多いかと思います。

かくいう私も、自分の子どもが初めて子どもたちだけで遊びに行くとき、「何か事故に巻き込まれたら…」とか、「変な人についていったら、どうしよう」とか、めちゃくちゃ不安になったことを、よく覚えています。

もちろん、ある意味でそれはしょうがないのでしょうけれども、過剰に「心配」し続けていると、子どもの成長を妨げることになります。

転んだりしたときに、自分で立ち上がる力を、削いでしまうことになってしまいます。

「心配」しないでいい状態にするには、四六時中、子どもを監視し、鳥かごの中のような状態に置いておくしかありません。

それは、親にとっても、子どもにとっても、不自然な状態ですよね。

「心配」とは、ものごとのネガティブな面だけを見ており、それゆえに私たちを身動きが取れなくなったり、不安にさせたりするものです。

もし、そのネガティブな未来が現実にならなかったとしても、また新しい心配のタネをどこかから持ってくるものです。

3.その奥にある愛とつながること

「期待」は、ものごとのポジティブな面しか見ていない。

「心配」はその反対に、ネガティブな面しか見ていない。

そのどちらもを見ながら、相手やできごとに愛を贈ることが「信頼」です。

とはいえ、昨日も書きましたが、「期待」も「心配」もしてしまうのが、私たちです。

相手が変わってほしいと思ってしまうし、子どものことを心配してしまうものですよね。

えぇ、それでいいんです。

だって、にんげんですから笑

もちろん、「期待」も「心配」も、それに囚われているとしんどいものですから、手放してく方がいいものです。

そのためには、「期待」や「心配」をしてしまう心理の、その奥にある愛とつながることです。

なぜ、「期待」してしまうのか。

なぜ、「心配」してしまうのか。

そこで感じることの、もう一つ深い本音につながることです。

相手に変わってほしかったり、転ぶことを心配してしまうこと。

その奥底にあるのは、やはりその相手への愛なのではないでしょうか。

そことつながることができると、不思議と心は落ち着きを取り戻します。

目に見える現実や相手の動向に振り回されなくなるし、過剰に心配しすぎて身動き取れなくなることもなくなっていきます。

そうしていくと、「期待」や「心配」を、「信頼」に変えていくことができるのです。

今日は、「心配」を「信頼」に変えていくために、というテーマにしてお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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