だいぶ冬らしい厳しい寒さの日が続きますね。
今日は久しぶりに季節のめぐりに寄せた言葉を。
新緑の風の下で運動会を楽しんでる方がいる。
スイーツを楽しみに遠出している方がいる。
催事の疲れを銭湯で癒している方がいる。
シュールな象のお尻が愉しげな公園を訪れている方がいる。
お世話になった15年前と変わらず厨房に立っている方がいる。
美しい棚田を皆で手植えされている方がいる。
朝夕のお見回りで季節を感じさせてくれる方がいる。
今日も同じ空の下で。
今日も世界は美しい。
2017.5.22
私がずっと抱え、抑え込んできた感情は「寂しさ」でした。
不惑を前にして、ようやくそれに気づけたような気がします。
さて、そんなできればご遠慮願いたい「寂しさ」ですが、それを感じることの恩恵もまたあるように思うのです。感情とはある意味でコインの裏表のようなもので、ネガティブな感情の裏には必ずポジティブな感情があります。
たとえば、
「悲しい」という感情の裏には、「喜び」が
「嫉妬」という感情の裏には、「向上心」が
「怒り」という感情の裏には、「行動力」が
そして、「寂しさ」という感情の裏には「つながり」という感情の恩恵があると思うのです。
問題の陰に才能あり、とはよく言われることなのですが、まさに私のストレングスファインダー資質の第1位が「運命思考」。あらゆる人やものごとの間につながりを感じることのできる資質なのです。
物理的には離れていても、きっと同じ空の下で、いろんな人が同じ季節のめぐりを見つめている。
そのように感じるときに、私は豊かさを覚えますし、反対につながりが切れていると感じてしまうと、人一倍の寂しさを抱え込むことになります。
ポジティブな面だけを感じようとしても、なかなか難しいですよね。
季節にめぐりがあるように、
昼と夜の長さが日々少しずつ変わっていくように、
夏の刺すような日差しも、いつもまにか冬の暖かい日だまりになるように、
すべてのもとごとには必ず陰陽が存在します。
寂しさを感じた分だけ、きっと豊かなつながりを感じられるようになるのでしょう。
季節のめぐりは、そんなことも教えてくれるようです。
もうすぐ冬至です。
陰極まりて陽と為す、反転の時期ですね。
クリスマスも楽しみですが、この陰陽反転の時期も楽しみたいですね。
どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。