大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

アスファルトに愛を感じる ~金華山・岐阜城 訪問記

いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。

先日、春の陽気に誘われて岐阜県は金華山に登ってきましたので、今日はその訪問記を。

山頂の岐阜城の眺めとあわせてお届けします。

 

金華山は岐阜県岐阜市にあり、標高329mと登山初心者でも楽しめる高さの山ですが、独立峰のため頂上からの眺めは周りを遮るものはなく、とても見晴らしがいいのが特徴だそうです。

岐阜公園にいらっしゃった案内のボランティアの方に教えて頂きました。

頂上には岐阜城・旧稲葉山城があり、またふもとには岐阜中央公園があり岐阜市のランドマークとなっています。

登山道も多く整備されており、またロープウエイも開通しているため、手軽に登山を楽しむことができます。

さてアクセスですが今回は電車で訪れましたので、JRもしくは名鉄の岐阜駅からバスでおおよそ20分ほどの距離にあります。

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この日すでに、岐阜駅のターミナルではもう桜が満開でした。

駅から名鉄バスに乗って、最寄りの「岐阜公園歴史博物館前」まで揺られます。

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岐阜公園の入り口からの望む金華山。

少し見づらいですが、山の稜線の中央あたりに岐阜城がちょこんと見えます。

登山ルートはいくつかあるのですが、登りは最も頂上まで直線距離で行けるけれども険しい「馬の背登山道」に挑戦してみることにします。

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岐阜公園から少し入ると、もうこんな山道になります。木漏れ日が美しい。

週中は天気がぐずつく日が多かったのですが、この日は快晴で登山日和だったこともあり、大人から子供まで多くの方が登山を楽しんでいました。

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「瞑想の小径」から分岐点を経て「馬の背登山道」に入ると、一気に険しくなります。

途中、両手を使わないと登れないところも何度か出てきました。

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山道の途中で撮れた、奇跡の一枚。

登っていると、突然舞台のライトアップのように日が差してきて登山道を照らしてくれました。

こんな不思議なことがあるから、登山は面白いですね。

さて、そんなこともありながら他の登山客と一緒に山頂を目指しますが、やはり急な箇所の多い道とあって、登っていると息が上がってきます。

途中で一休みしながら、1時間ほどで無事に山頂にたどり着くことができました。

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ご褒美の山頂からの清流・長良川と岐阜市を一望できる眺め。

思わずため息が漏れます。

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せっかくなので岐阜城にも入ってみます。

入場料は200円でした。

階段を三つ登った先の天守閣からは、360度の絶景が望むことができました。

その昔、齋藤道三や織田信長も眺めた天下一の空です。

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名古屋方面を望みます。

少し小さいですが、真ん中あたりに名古屋駅のツインタワーを見ることができました。

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こちらは中央アルプスの方を望みます。

真ん中あたりの真っ白な山二つは、長野県の御嶽山と長野県と岐阜県にまたがる乗鞍山だそうです。

いずれも3,000m超の中部地方を代表する雄大な山です。

山頂の公園にはベンチもあり、多くの登山客の方たちがお弁当や昼食を楽しんでいました。

この日はお弁当を持ってきていませんでしたが、私も見晴らしのよいところで休憩していると、美しい蝶が近くに止まってきました。

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何という名前の蝶でしょうか。

休憩も済んだところで、また下山することにします。

帰りはゆるやかな「瞑想の小径」で下ることにしました。

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新緑の季節を待つ、木々の芽が美しい。

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「瞑想の小径」は「馬の背登山道」に比べて緩やかではありますが、それでもこうした山道が続きます。

登りよりも少し早目で50分くらいで無事に岐阜公園に戻ってくることができました。

さて、私は本格的な登山靴を持っていないため普通のスニーカーで登ったのですが、どうしても足元に出っ張った岩や木の根を踏むと、足の裏が痛くなってきます。

下山して一番に感じたのは、「アスファルトで舗装された道って、歩きやすいなぁ。舗装されているって、ありがたいなぁ」ということです。

登山に限らず、日常を離れるということの効用はこんなふうにあらわれるのですよね。

普段あたり前だと思っていることが、実はそうでないことに気づいたり、何気なく暮らしていると気付かない愛に気づかされたり。

だから時に登山にしても旅にしても日常を離れてみることは、いろんな気づきがあるのでいいですね。

 

実は私の友人にもファンが多く、月1で登るというファンや、お仕事で岐阜に来られた際には毎朝金華山に登るというファンの方も見えました。

そんなたくさんの人を惹きつける金華山登山のレビューでしたがお楽しみいただければ幸いです。

今日もお越し頂き、ありがとうございました。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。