大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

自分の心躍るもの、集めよう 〜ASKA「はじまりはいつも雨」に寄せて

いらっしゃいませ、ようこそお越しくださいました。

ここのところ、5月にしては珍しく雨が多くてぐずついた天気が続いてますね。

そんな昨日、Facebookのフィードを見ていたら、友人がアップしたASKAさんの名曲「はじまりはいつも雨」に目が留まりました。

出逢った当時のロマンスと愛情と情熱、そして男性ならではの心の片すみに持っている原初的な罪悪感と無価値観。

それらをいつも包んでいたやさしい雨。

そんな情景を、ASKAさんのあの歌声で甘く切々と歌い上げる名曲。

なにより、「はじまりはいつも雨」というフレーズがもう唯一無二。

この曲を聴くだけで雨の日でもやさしくなれた、という方は多いのではないでしょうか。

私の青春時代の思い出の曲ですが、Wiki先生にお尋ねしたら1991年リリースとのこと。

1991年というと、CHAGE&ASKAとして私の大好きな「太陽と埃の中で」、問答無用のダブルミリオン(!)の「SAY YES」、そして「僕はこの瞳で嘘をつく」などの珠玉のシングルと、アルバム「TREE」をリリースしながら、ASKAソロではこの「はじまりはいつも雨」を発表するなど、まさにみんながCHAGE&ASKAを聴いていた時代です。

ええ、私も多分に影響を受けました。

「YHA YHA YHA」で歌う姿がカッコよすぎて、道を歩いていて風が吹いただけで握り拳を突き上げてみたり、

アルバムのライナーノーツに載っていた詩に憧れて、自作の詩を書いてみたりしていました。

はい、かわいい中二病ですね・・・

まあ今思うと恥ずかしいこともありますが、やはりそんな大好きだったことって、今見たり聴いたりしても心躍って元気になるわけです。

ところが、私たちは意識していないと忘れてしまうんですよね。

何に心惹かれて、心が躍って、ワクワクしていて、幸せを覚えていたのかを。

だから、「私の心躍るものリスト」や「私の大好きなものリスト」を書き留めておくだけで違うように思います。

 

よく言われることですが、人は自分が見たいと意識しているものしか認識できません。

私たちは見たいと思っているものしか見ません。

そう思うと、ただそこにある心躍るものやワクワクするもの、幸せの素を見過ごしていることがあるかもしれません。

ひょっとしたらそれだけではなくて、せっかくどうぞって差し出された、愛情や好意や優しさ、親切といった大切なものも。

そう、それはあんなにはっきりとド真ん中をムーンウォークする熊を見過ごしているように。

だから、自分が何に心惹かれて、何に心躍るのか、何にワクワクするのかのリストを持っておくことは、幸せの素になると思うのです。

そして、できればそれを周りの人に教えてあげられると、なおよいですね。

それを見た周りの人が、それを探してきてくれるかもしれないですから。

だって自分が逆の立場だったら、「これあの人に教えてあげたら喜びそう!」って思いますもんね・・・

 

今日もお越し頂きましてありがとうございました。

ASKAさんの名曲から「心躍るものリスト」につなげてみましたが、お客さまの「リスト」もお教え頂ければ幸いです。

どうぞ、ごゆっくりお過ごしください。

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