大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。それでも、愛することを諦めきれないあなたへ。

断酒日記【47日目】

さて、断酒47日目である。

断酒に対する辛さは、不思議とあまりない。

やはり何でも習慣化の力は大きい。

そして、習慣化するまでが難しいのだと思う。

今日仕事の取引先と話をしていたところ、お酒の失敗話になった。

その方の会社は、以前に南方の離島から就職された方が多かったそうで、やはり南の方はお酒がべらぼうに強い方が多いそうだ。

焼酎の原液を水のようにコップに「どぼどぼ」と注いで、「ぐいぐい」と呑むそうだ。

ワイルドすぎる。

その呑み方に付き合ったら100%潰されると思う。

その「酒豪」たちに付き合っているうちに、いろいろとその方もお酒の失敗を重ねて笑い話の種になったのだが、今日はそれに倣って「私のお酒の失敗談」を書いてみようと思う。

  • 数え切れぬ二日酔いで後悔する朝

何なんだろう、あの二日酔いの朝の後悔は。

頭痛と気持ち悪さ、なんで調子に乗ってあんなに飲んでしまったのだろうという後悔。

早く世界が終わればいいのに、とか訳の分からないことを考えながら、トイレとお友達になる、あの感じ。

確実に脳細胞がだいぶ死んでいるだろうな、というあの感覚。 

私はそんなにお酒が強くなかった。分かっているのだが、飲み過ぎてしまう。

何度あの後悔と頭痛、吐き気を味わっても、ついつい飲み過ぎてしまうのは、やっぱりその分酒席が楽しかった、ということなのだろうか。 

  • 二日連続で携帯電話が便器の中で水浴びをする

私が二十代前半の頃のお話。

当時はまだスマートフォンなどなく、ガラケー全盛の時代。

私はシャープのSHシリーズがお好みだった。

さて、ものをなくすのは酔っ払いの特権だが、この日の私は冴えていた。

まだスマートフォンなどなかった当時、二つ折りの携帯電話をなくさないようにワイシャツの胸ポケットに入れて、飲み始めた。

ほどよく泥酔(どんな言葉だ)して、トイレに行こうと中座した。

ふらつきながらも辿り着いたトイレは、小さな居酒屋だったので男女共用のトイレだった。

そこで用を足して水を流し、ズボンのチャックを締めようとしたが、うまくしまらない。

チャックがどこか噛んでしまったかと思い、確認しようと頭を下げた瞬間。

胸ポケットから携帯電話が滑り落ちていった。

なぜ、ああいうとき風景がスローモーションに見えるのだろう。

人間の脳の潜在能力をフルに使っているのだろうか。

ぼちゃん、という音とともに沈んでいく携帯電話。

逡巡しながら慌てて手を突っ込み、救出したが時すでに遅し。

電源はすでに入らなくなっていた。

その翌日も全く同じ居酒屋で、全く同じように携帯電話を水浴びさせることになるとは、このとき露ほども想像していなかった。

やはり、酔うと学習能力が著しく低下するらしい。

  • いろんなものに起こされる

これも若いころ、酔い潰れて地球をベッドにすることがあった。

ふと目覚めると、道端だったり、駅のホームだったり、ゴミ捨て場だったり・・・

それはいいのだが、

トントンと肩を叩かれて目を覚ますと、警官がいたり、

ツンツンと手をつつかれて目を覚ますと、黒いカラスがいたり。

カラスって、目の前で見ると思いのほか大きくて、驚いた記憶がある。

道端で眠るといえば、おときさんの歌を思い出す。

www.youtube.com

道端で眠ったこともあったね

どこにも行けないみんなで

お金はなくても

なんとか生きてた

貧しさが明日を運んだ

小さな下宿屋にいく人もおしかけ

朝まで騒いで眠った

やっぱりこの歌はいいなぁ。

それにしても今思えば、まあそれでよく追いはぎなどに遭わなかったなあ、と。

日本はほんとうに治安がいい国で、ありがたいものだと思う。

  • 寝過ごして相互乗り入れの終点駅まで持っていかれる

これは多くの人が経験しているような気がする。

終電でやってしまうと、電車から降りた瞬間に酔いが醒める。

最近はいろんな路線で相互乗り入れして便利になった分、乗り過ごすと恐ろしいところまで連れていかれる。

寝過ごし対策として、

「飲んだら座らない」

という対策を打った時期があったが、つり革につかまったまま寝てしまい、終点まで連れていかれたことがあった。

もはや打つ手なし、である。

と、これまでの失敗を思いつくままに書いてみたが、こうして書いてみると失敗とも言えないような気がするのは、なぜだろう。

過ぎてしまえば、失敗も成功もない、ということだろうか。

それよりも、断酒をして目下困るのは、日に日に甘いものへの欲求が増してきていることだ。

その方のお土産の阿闍梨餅を頂いて、今日の甘いもの欲を収めるとしよう。

やはり、甘いは正義。

f:id:kappou_oosaki:20181219201253j:plain