潜在的にせよ、意識的にせよ、
誰しもが自分を表現したいと思う。
そして表現とは、「違い」から生まれる。
そして「違い」とは、時間という縦軸と、
他人という横軸との差で表される。
この縦軸と横軸が交わるところ、
それが「自分」という、
この世界で唯一無二の存在を指し示す。
そして、その交点の座標軸は、
なかなか自分では気づかない。
縦軸と横軸の原点が、
真ん中にあるのが当たり前のように思えるから。
つまり「違い」とは、
自分の当たり前に気付くことに他ならない。
あまりにも当たり前すぎること。
そう感じることに、
あなたの「違い」は静かに横たわっている。
ほんのささいなことかもしれない。
あの空を流れる雲に何かの形を
思い浮かべることだったり、
その笑顔だったり、
電車の隣の席に座った人が
気分が悪そうだなと感じることだったり、
駅のあのポスターのデザインが
綺麗だと感じることだったり、
あるいは、
気の遠くなるような遠いところから、
一歩、また一歩と歩んできて、
いまここにいて、息をしていることだったり。
そんな当たり前すぎる「当たり前」を
積み重ねていくと、
「あなた」という奇跡ができあがる。
ささいなことに驚く力を取り戻すと、
「当たり前」な日常のあなたが輝きだす。
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表現とは、「違い」から生まれる。
そして「違い」とは、
自分の当たり前に気付くことに他ならない。
その当たり前、
よくよく見ていくと本当はすごいんだぜ?