大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

表現とは、「違い」から生まれる

潜在的にせよ、意識的にせよ、

誰しもが自分を表現したいと思う。

そして表現とは、「違い」から生まれる。

そして「違い」とは、時間という縦軸と、

他人という横軸との差で表される。

この縦軸と横軸が交わるところ、

それが「自分」という、

この世界で唯一無二の存在を指し示す。

そして、その交点の座標軸は、

なかなか自分では気づかない。

縦軸と横軸の原点が、

真ん中にあるのが当たり前のように思えるから。

つまり「違い」とは、

自分の当たり前に気付くことに他ならない。

あまりにも当たり前すぎること。

そう感じることに、

あなたの「違い」は静かに横たわっている。

ほんのささいなことかもしれない。

あの空を流れる雲に何かの形を

思い浮かべることだったり、

その笑顔だったり、

電車の隣の席に座った人が

気分が悪そうだなと感じることだったり、

駅のあのポスターのデザインが

綺麗だと感じることだったり、

あるいは、

気の遠くなるような遠いところから、

一歩、また一歩と歩んできて、

いまここにいて、息をしていることだったり。

そんな当たり前すぎる「当たり前」を

積み重ねていくと、

「あなた」という奇跡ができあがる。

ささいなことに驚く力を取り戻すと、

「当たり前」な日常のあなたが輝きだす。

表現とは、「違い」から生まれる。

そして「違い」とは、

自分の当たり前に気付くことに他ならない。

その当たり前、

よくよく見ていくと本当はすごいんだぜ?

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