大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

内なる小さな声の指し示す願いを叶える、ということ。

先日の夜、久しぶりに走った。

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きっかけは、3年ほど前に走っていた時期に見つけた夜景を「ふと」見たくなったからだ。

鈍っていた身体は重く、息はすぐに上がるが、走る感覚を思い出す心地のいい時間だった。

その夜景を見た帰り道、また「ふと」思いついた。

今度は近所の神社に寄りたくなった。

けれど、その神社は真逆の方向で、もうすでに1時間近く走っていて疲れてもきていたので、機会を改めることにした。

翌日、また走った。

前日の積み残しの荷を下ろすために。

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訪れた神社の、夜半の空気はひっそりと静まり返って、またひんやりと冷たかった。

ここのところの寒の戻りの影響も、あるのかもしれなかった。

誰もいない拝殿に、乾いた音を2つ鳴らして、深々と頭を下げて立ち去る。

参道を通る帰りしな、街灯が緑に美しく光っているのを見た。

とても、心が満たされた。

今日、ここに来て、よかったと思った。

「ふと」したときに聞こえる、自分の内なる小さな声の指し示す願いを叶える、ということ。

どんな小さなことでも、
どんな馬鹿らしいことでも、
どんな得にならないことでも、
どんなくだらなく見えることでも、
叶える、ということ、

そして、叶えると出てくるんだ。

次なる願いが。

それを、叶え続ける、ということ。

今日でなくても、いつか叶える、ということ。

叶える、と「決める」、ということ。

そう決めると、また世界は豊かになる。

願いを叶えることができた自分を、誇れるようになる。

周りのたいせつな人が願いを叶えることを、信じて応援できるようになる。

今日も、世界は美しい。