大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

おおさかのそら。

仕事で大阪で開催されている展示会に出かけてきた。

名古屋から車で3時間ほど、行くと決めてしまえば、意外と近いものだ。

そういえば、前回訪れたのはいつだっただろうと考えてみると、今年の5月の連休に根本理加さんのクリスタルボウルを聴きに出かけたとき以来だった。

あのときは、澄んだ新緑の空だったのを覚えている。

今日は、薄曇りの空で、途中で何度かぱらぱらと雨粒がフロントガラスを叩いていた。

f:id:kappou_oosaki:20191003171959j:plain

昼前に着いて見上げた、大阪の空。

港の近くの工業地帯の展示会場だったが、すでに多くの人でにぎわっていた。

もう10月、神無月。

いつのまにやら秋は深まっていく。

薄曇りのなか、やさしい秋の太陽が覗く。

出がけに見た、名古屋の空と同じ色をしていた。

大阪の知人や友人たちも、この同じ色の空の下で、今日も一日を過ごしている。

きっと、熊本でも、福岡でも、福山でも、神戸でも、宮津でも、京都でも、木津川でも、松阪でも、松本でも、横浜でも、東京でも、前橋でも、仙台でも、千歳でも。

そう思うと、私は嬉しくなった。

帰りの草津サービスエリアで、「抹茶&黒豆ソフト」を頑張ったごほうびに。

f:id:kappou_oosaki:20191003172011j:plain

サービスエリアと競馬場は共通点があって、なぜか甘いもの欲が刺激される。

脳を使っているということなのだろうか。

いや、それだとお祭りの夜店の説明がつかないな…

そんなどうでもいいことを考えながら、スーツ姿でソフトクリームを舐める。

考えてみれば、30歳過ぎまでペーパードライバーだった私にとって、大阪まで車で出張に来るとは考えられなかった。

それが、こうしてドキドキしながらも大阪の混雑した都市高速を走っている。

人は、変わるものだ。

いや、気づけば変わっているものだ。

さて、名古屋まで残り100キロ。

美味しいソフトを食べたら、あと少し頑張ろうと思った。