このブログにしても、今までのご依頼頂いた文章にしても、一回で書きあげることがほとんどだった。
その書くまでの構想する時間はさておき、一度真っ白な画面に向き合ったら、最後まで書き切るのが常だった。
依頼文や寄稿記事は、日改めてから校正などを入れるが、書くこと自体は一日で終わらせてきた。
それは、分量的に1万字以下の文章だったからできたことだった。
今回は、短編とはいえ小説のため、一日で書きあげることはできない。
今までとは違った長期戦のアプローチが必要なようだ。
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長期戦ということは、生活を整える、ということだ。
テスト前の勉強のように、「この期間だけ」なんとかすれば大丈夫というものでもない。
書くに至るまでの時間で、頭と身体をいかに整えるか。
それが大切なのだといまは思う。
まだ慣れなくて、思うように進まなくて時間がかかっているが、そんな中でも身体を動かしたくなり、ランニングをぼちぼち再開している。
以前のようにストイックに長時間走るということはなく、近所の神社まで行って、戻ってくる3~4キロくらいがちょうどいい行程のようだ。
夜の神社、空の月と街灯と。
手を合わせて進捗報告とこういうのを書きます、という宣言をして、またコースに戻る。
書くために、諸々のことを整える。
なにごとも、始めてみないと分からないものだ。