大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

雨の小満と、内省と。

時に小満。

太陽の光を浴びて、あらゆる命が生き生きと輝きだす時候。

日ごと上昇する気温に、草木の緑は色濃くなり、田植えなど農家の繁忙期を迎える。

 

…のはずなのだが、今朝は土砂降りの大雨。

災害の注意報が出されるような、ひどい降りだった。

 

少し傘をさして歩いただけで、上も下もべたべたになってしまうような大雨。

 

一年で最も気持ちのいい季節。

それが、もう梅雨入りしてしまうとは…

 

そう思うと、残念な心持ちもありながら。

ただそれもまた、目の前の季節の移ろいであると思い直す。

 

 

想像したとおりに、お望みどおりに晴れる日もあれば、そうでもない日もある。

処暑も過ぎたのに、厳しい暑さに辟易したと思えば、夜の風に寂しさを覚える。

 

そんな風に、日々の季節の移ろいを眺めるのは、どこか内省に似ている。

 

とてもいい気分の日もあれば、土砂降りのように激情を覚える日もある。

いつまでこの悲しみを抱えればいいのだろうと思えば、そんなことなどケロリと忘れて笑い合うときもある。

 

そこに理由などなく、また、そうでなくてはならないこともない。

 

ただ、うたかたのように湧き上がっては消えてゆく、自らの感情を見つめること。

現れては消えゆき、変わりゆく感情を、見つめているという事実だけが、変わらない。

それが、内省と言える。

 

日々の移ろいはあれど、季節が流れていくことだけは、変わりがないように。

 

ただ、見つめよう。

 

土砂降りの、小満。

 

そんな日もあれど、季節は流れていく。

そんな日もあれど、人生は流れていく。

 

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