大嵜直人のブログ

たいせつな何かをなくした心に、ともしびを。

たくさんの方の手を経て。

もう何十年も前のお話しですが。

高校生になったとき、私は県内の大きな市にある高校に通いました。

 

故郷の市から、私鉄と地下鉄を乗り継いで通うのは時間がかかったものでしたが、それでも大きな恩恵がありました。

それは、地下鉄に乗り換えるターミナル駅で、大きな書店に通えることでした。

 

私の故郷には無いような大きな書店は、漫画から参考書から学術書から文芸書から雑誌から、数えきれない書籍が並ぶ大型書店は、高校生の私にとって夢の国でした。

 

学校のテストが終わって午前中で帰れた日などは、ぼんやりとその大型書店でいろんな本を見ながら、ふらふらと至福の時間を過ごしたものです。

 

私のお目当ての一つだった競馬の雑誌や書籍は、その分類上、目のやり場に困るアダルト系の雑誌の棚の近くにありました。

初心な(?)高校生だった私は、周りの目を気にしてドキドキしながら、お目当ての競馬関係の書籍を探したものでした。

 

 

その後、社会人として働き始め。

私が以前に勤めていた会社があったターミナルビルには、11階に大きな書店が入っていました。

 

書店でぶらつくことが好きだった私は、よくその書店に通っておりました。

お昼休みに制服を脱いでウロウロと物色したり、休日出勤して早めにあがったときのご褒美として寄ってみたり。

気付けば紙袋を二重にしてもらうほどの量の本を買ってしまうのですが、日常に戻るとなかなか読めずに「積ん読」になってしまうものでした。

 

amazonはじめ、ECの便利さは格別ですが、たくさんの本に囲まれる時間は、何とも言えない幸福感がありました。

 

 

その勤め先では、よく催事がありました。

 

その催事があると、朝早くから到着する荷物を受けるため、ターミナルビルの地下で荷捌きをするのが常でした。

荷物が到着するを待っていると、隣のトラックヤードでは、ビニールにくるまれ、十字にしばった上に持ち手が付けられた荷物を、荷下ろしをしていました。

 

11階の、その大型書店に搬入する書籍でした。

その雑誌や書籍を、書店の方たちは器用に台車に積んで、11階へのエレベーターに運んで行っていました。

 

眠い目をこすりながら、毎日こんなにたくさんの書籍が搬入され、店頭に並び、読む人の手に渡るのだな…と妙に感心していたのを覚えています。

朝のぼやけた頭で、あんなにたくさんの本を搬入して、11階の床が抜けたりしないのかな、などと、要らぬ心配をしたりしていました。

 

なつかしき、20代のころの思い出です。

 

 

そんな書店に、私が執筆した書籍が並んでいるのを見て、感慨深くなります。

ご縁をいただいたウマフリさんはもちろんのこと、編集さん、校閲さん、デザイナーさん、印刷会社さん、物流会社さん…ここに至るまでに関わっていただいた、たくさんの方の手を想います。

 

それを想うと、月並みですが、ほんとうに感謝しかありません。

ありがとうございました。

 

そして何より、私が書くことに価値を見てくださって、ここまで導いてくださって、ありがとうございます。

あらためて、感謝申しあげます。

 

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平積みにして頂いていました。

 

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また、ありがたいTweetも拝見しております↓

 

 

 

このPOPに書いてくださった、1999年有馬記念の原稿を書かせて頂きました。

ありがとうございます。

 

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