カウンセラー仲間であるハチドリドロップス@モノと心の\ズボラ/片付けカウンセラー ふせけいこさんのstand.fmのチャンネルに寄せて、朗読用の文章を書かせていただいております。
音声というのは不思議なもので、書かれた文字にいのちを吹き込んでくれるようです。
しかし声に出して読まれる前提で書くというのは、なかなか難しいものです。
こうしたチャレンジの機会を与えてくださったハチドリさんには、厚く感謝申しあげます。
第一回目は、「これからお布団に入るあなたへ」。
こちらのリンクから、朗読をお楽しみください。
きょうもいちにち、おつかれさまでした。
誰かのことに、あれや、これやと気を回して。
自分のことを、あとまわしにして。
あたりまえのように、誰かのことを想い、誰かのために動いて。
ほんとうに、おつかれさまでした。
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きょういちにちが終わり。
からだを横たえ、目をとじるそのときに。
右のてのひらを、左の胸にあててみてほしいのです。
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ドク、ドク、ドク。
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がんばったあなたの、そのなかでも。
一分、一秒も休まずに、刻みつづけている、その鼓動。
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ドクン、ドクン、ドクン。
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きのう、きょう、あした。
いままでも、ずっと。
きょうも、ずっと。
あすも、ずっと。
きのう、きょう、あした。
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しばし、そのビートに、耳を、傾けてみてください。
そして、そのがんばりやさんを、いたわってあげてください。
あなたご自身を、いたわるように。
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ドク、ドク、ドク。
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きょうもいちにち、がんばりました。
きょうもいちにち、おつかれさまでした。
おやすみなさい。
また、あした。