気づけば、今日で3月もおしまいのようです。
時候は「春分」も末候になり、「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」。
季節の変わり目、天候が不安定になり、時おり雷雨が訪れる時候です。
お花見にとっては疎ましい雨は、冬の間に乾いた大地を湿らせる恵みの雨でもあります。
「花冷え」という言葉がある通り、寒さが戻ってくる時期でもあります。
個人的には、この春先に風邪を引くことが多い気がするので、体調には気をつけたいところですが、どうもここのところ、鼻や喉がぐずぐずとしております。
近年デビューした(と思われる)花粉症なのか、よくわかりませんが…
春先は、冬の間に溜め込んだ「毒」が出てくる時期とも聞きます。
それゆえに、春の山菜などの苦味のある食物が好まれるとも。
気温は上がってきたとはいえ、私たちの身体のほうは、冬の仕様から変わるのに少し時間がかかるのかもしれません。
草木は芽吹き、花は咲き、何かと周りも気ぜわしくなる時期ではありますが。
あせらず、ゆっくり。
身体を気遣う時間を持つことも、大切な時期なのかもしれません。
そして、移りゆく季節の月を過ごした、自分自身をねぎらう言葉をかけてみることも、必要なのかもしれません。
まだまだ、足りない、と思われるかもしれませんが。
ぜひ、晦日の日くらいは、ご自身をいたわってあげてくださいませ。
厳しい寒さの冬を越えて、春分を経て。
移ろいの季節、変化の時期のなか。
今月もまた、よくがんばりました。
まだまだ?これから?
そんな風に感じることも、あるかもしれませんが。
あせらなくても、だいじょうぶ、だいじょうぶ。
今月も、よくがんばりました。
3月、弥生の終わり。
そんな言葉を、どうぞご自身にかけてあげてくださいね。