「許し」のプロセスが進むと、軽やかさがでてきます。
その軽やかさは、罪悪感を打ち払ってくれるものでもあります。
1.「おバカ」になることが「許し」への近道
昨日の記事では、「許し」は頭でするものじゃない、というテーマでお伝えしました。
「許し」へのステップ6 ~「おバカ」になるのが、許しへの近道 - 大嵜直人のブログ
「許し」とは、相手やできごとを100%主体的に受け入れることを指します。
それは相手のためにするものではなく、100%自分のためにするものです。
「許し」によって、私たちは相手を責めることから生まれる罪悪感から自分自身を解放することができます。
これが、「許し」の大きな恩恵です。
罪悪感があると、私たちは自分を幸せから遠ざけるようになるんですよね。
「許し」はそこから私たちを解放し、自分自身の生を生きられるようにしてくれるものです。
ただ、そうはいっても、なかなかできないのが、この「許し」だったりします。
「自分を傷つけてきた人を許す」なんて、普通に考えたら自分だけが損しているみたいだし、バカみたいに見えますよね。
そのハードルを越えるのが、「おバカ」になること、というのが昨日のテーマでした。
関西風にいうと、「アホになる」と表現できるでしょうか笑
頭(思考)でなんとかしようとするのをやめる、という意味でもあります。
ちょっと「おバカ」になること。
それが、「許し」への扉を開くカギだったりします。
2.「重さ」よりも「軽さ」
今日は、この「おバカになる」ことの延長で、「軽さ」をテーマにしてみたいと思います。
「軽さ」というのは、質量の話ではなく、自分の纏っている雰囲気です。
その反対にあるのが、「重さ」。
ものごとを深刻に考えるとか、きっちりすみずみまで調べてから判断するとか、そういったイメージでしょうか。
「許し」に限った話ではないのですが、いわゆる「癒し」と呼ばれるようなヒーリングが起こるとき、そこに「軽さ」があります。
ふわっとして、羽のように自由な「軽さ」です。
反対に、問題の真っただ中にいるとき、私たちは「重さ」を感じるものです。
悩んでいるとき、答えがでないとき、なんだか重力がいつもの2倍、3倍になったように感じるものですよね。
ずーん、と世界中の苦悩を背負ったような「重さ」を、両肩に感じているような。
人生で最も重要な選択を迫られているような、そんな気分になったりしますよね。
「許し」を含めた癒しが起こるとき、それは「軽さ」となって現れます。
背負っていた重荷を下ろし、どちらを選んでも大丈夫と感じられるような、そんな「軽さ」です。
3.「軽さ」が罪悪感を祓う
こうした「軽さ」は、罪悪感を打ち払ってくれるものです。
それは、そうですよね。
罪悪感って、「重さ」の象徴でもありますから。
罪の意識を感じたとき、私たちは心に重りを抱えたような感じになります。
それは、罪人が大きな黒い鉄のかたまりを抱いているような、そんなイメージですよね。
罪悪感の持つ、「重さ」。
それを解放してくれるのが、「軽さ」です。
昨日のテーマの「おバカ」もまた、「軽さ」の一部ですよね。
軽やかな自分。
あなたがいろんなことを許せたとき、どんな風に軽やかになるのでしょうね。
それをイメージしてみることは、「許し」へのプロセスを手助けしてくれることでしょう。
今日は、軽さが罪悪感を祓う、というテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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