何か停滞感を感じたり、何がしかの問題を抱えたりしたとき。
それは、「愛を受けとる」タイミングなのかもしれません。
１．愛された記憶と自己受容
昨日の記事では、愛された記憶、というテーマでお伝えしました。
どんなときに「味方でいてくれる」と感じるかを探すのは、愛された記憶をめぐる旅。 - 大嵜直人のブログ
もとは「投影」の心理からのつながりでした。
「自分を大切にしましょう」というのは、誰にとっても大切な真実です。
それは、自分を大切にするほどに、それを周りの世界に映し出すようになるからです。
平たく言えば、自分を大切にすればするほど、周りからも大切にされる、と言えるでしょうか。
もう少し正確に言えば、自分を大切にできた分だけ、周りから大切にされていることに気づけるようになります。
愛を、受けとれるようになる、とも言えるのでしょうね。
さて、「よし、自分を大切にしよう」「自分の味方でいよう」と思ったとしても、じゃあ具体的にどうやったらいいのか？という点を分かってないと、それを実行するのは難しいですよね。
これ、正解がない問いかけで、「自分が、どう感じるか？」が何よりも重要です。
他の人が「大切にされている」と感じたとしても、自分が心地よくなければ、意味がないわけですから。
だから、自分がどんなときに大切にされていると感じるか、味方でいてくれると感じるか、という点を、自分なりに向き合っておく必要があります。
ただ、このプロセスには大きな恩恵があって、それは「自分が愛されたことを再認識できる」という点です。
「こうされると、大切にされていると感じる」ならば、それは過去にそのように大切にされた経験があるからなのでしょう。
同じように、「こうされると、愛されていると感じる」ならば、それはその人がそのように愛されてきた証拠なのでしょう。
これ、なんらかの事情で、忘れていたり、記憶の奥底に封印されていたりします。
自分はどうされたら、大切にされていると感じるか。
それを明確にすることは、私たちが愛された記憶をたどる旅でもあります。
２．愛を受けとることが、人生を進める
自分の人生を変えたい。
人生を、前に進めたい。
そう願うとき、重要なことは何かと問われたら、私は「愛を受けとること」と答えます。
もちろん、それ以外にも、たくさん重要なことはあるとは思いますが、まずは「愛を受けとる」ことが大切ではないかと思います。
やはり、それが私たちが生きるベースになるからです。
私たちが生きることに停滞感を覚えたり、何がしかの問題を抱えたりするとき、愛を受けとることを拒否していることが多いものです。
「そんなものはいらない、自分の力だけで進むんだ」というパターンもあれば、
「そもそも、そんなものはないんだ」と絶望しているパターンもあります。
ただ、いずれのパターンでも言えるのは、等しく降り注ぐ愛の雨のなかで、一人で大きな傘を差すように、それを必死で拒否していることです。
もちろん、そこには拒否せざるを得なかっただけの、理由があるだけなのですが。
だから、拒否をすることが悪いことでも、何でもありません。
そこまで、一人で傘を差して、がんばって耐えてきた。
そのことに、「よく、いままで一人でがんばってきたよね」という言葉をかけこそすれ、非難されたり、罪の意識を感じることは、何一つありません。
ただ、何らかの停滞や、問題を抱えるならば、それは何か方向性を変えるときなのでしょう。
３．無邪気さで、受けとる
愛を受けとるのは、怖いものです。
それが素晴らしいものだと分かっているからこそ、怖い。
受けとることが怖い人は、それだけ、その愛の価値を知っている人なのかもしれません。
「こんなものをもらってしまったら、自分には返せない」
「そんなものを受けとったら、何か悪いことが起きるんじゃないか」
「自分には、そんなものを与えられる価値は無い」
そんな風にして、愛を受けとることに躊躇してしまったりするものです。
それで、自分に向けられた愛に背を向けたり、気づかないふりをしてしまう。
私も、ずっとそうしてきました笑
でも、もしその愛があなたに与えられているとしたら。
それはもうすでに、あなたにそれだけの価値があることの裏返しではないでしょうか。
もし、この文章を読んで、何がしか感じることがあるならば。
それは、あなたにとって、愛を受けとるタイミングがきていることを教えてくれるのかもしれません。
愛を受けとるとき、必要なのは勇気ではありません。
どうしても、私たちは怖さを勇気で克服しようとする傾向があるんですが、そうじゃないんですよね。
愛を受けとるコツは、無邪気さ、です。
受けとり上手の人は、みな、この無邪気さを兼ね備えています。
遠慮なく、満面の笑顔で「ありがとう！」と言う、無邪気さ。
ただただ、自分に向けられた愛に、喜ぶ無邪気さ。
それが、愛を受けとるコツです。
変に、賢くならなくていいんです。
ただただ、無邪気に。
差し出された小さな花を、受けとるように。
愛を、受けとってみてはいかがでしょうか。
今日は、人生を変えるシンプルな秘訣、「愛を受けとる」こと、というテーマにしてお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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