大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

パートナーシップの危機その5 ~関係性は硬直化すると錆びる

相手との関係性が固定化すると、パートナーシップは錆びていきます。

そこで大切なのは、パートナーと感情を共有することです。

1.パートナーを「助けたい」ときは要注意

昨日の記事では、パートナーを「助けたい」ときは要注意、というテーマでお伝えしました。

パートナーシップの危機その4 ~相手を助けたいと思うときは要注意 - 大嵜直人のブログ

パートナーとの関係において、「パートナーを助けたい」と思うときは、ちょっと立ち止まってみる必要があるよね、というテーマです。

もちろん、パートナーを助けたいと思うこと自体は、素晴らしいことであり、美しいものです。

けれど、よくよく自分の心の内を整理してみないと、パートナーとの関係にかえって悪影響をおよぼす可能性があります。

考えてみたい点は、パートナーが傷ついている、辛そう、かわいそうと感じるとき、それは自分自身の傷を「投影」している可能性はないだろうか?という点です。

もしそうだとすると、ほんとうに癒したい。助けたいのは、自分自身なのかもしれません。

そこを無自覚でいると、ついつい「自分がしてほしいこと」を、相手に押しつけてしまいがちです。

頼まれてもいないのに、身勝手なアドバイスを押しつけたり。

必要以上に自分が落ち込むことで、相手に無力感や罪悪感を与えたり。

これ、すごくパートナーとの関係を悪化させるんですよね。

ほんとうに助けたいのは、誰なのか。

「パートナーを助けたい」と感じるとき、それはよくよく考えてみたい点です。

そして、もし自分が助けを必要としているなら、まず自分と向き合い、自分の心を癒すことです。

パートナーシップの大原則として、

「まず、自分(わたし)」

「次に、相手(あなた)」

「そして、わたしたち」

という順序がありますが、その順番に立ち返るわけですね。

相手の問題は、相手が解決するべきものですし、もっと言えば、相手にしか解決できないものです。

では、自分は何もできないかといえば、そうではありません。

パートナーに対して、「信頼」を贈りましょう、というのが昨日のテーマでした。

2.硬直化した関係性は、パートナーシップを蝕む

さて、今日もパートナーシップの危機について、お伝えしたいと思います。

今日のテーマは、「硬直化した関係性」です。

はい、ちょっと漢字が多いですね笑

平たく言うなら、「マンネリ」です。

パートナーとの関係性に、変化や刺激がないことが、危機を招きます。

これ、不思議ですよね。

変化がないのは、安定していていいことだ、と思いがちですが、そうではないんです。

これは、私たちの身体の扱いに、よく似ているように思います。

身体を大事に大事に、負荷をかけないようにしていることは、いいことのように思えますが、何もしないでいると、身体はどんどん衰えていきます。

運動などで負荷を与えることが、身体を健康に保つことには、とても大切なことです。

何を当たり前のことを、と思われるかもしれません笑

でも、パートナーシップでも同じなんですよね。

心理的な面から見ると、「自立」と「依存」という区分けができますが、「与える」側と「受けとる」側、それが固定化されてしまうと、どうしてもその関係性は錆びていきます。

これ、時間軸の長さ(付き合って1年もすれば、とか)ではないんですよね。

どれだけ長い付き合いであっても、新鮮な関係性を保つことはできるんです。

逆に、関係性が固定化されてしまうと、それほど時間が経っていなくても、その寒け性が錆びていってしまいます。

3.感情を共有することが、瑞々しさを保つ

ただ、難しいのは、私たちは放っておくと、昨日と同じことをしてしまう性質がある、という点です。

恒常性、とでも表現できるでしょうか。

意識しないと、同じ道を通って通勤してしまうし、同じランチを選んでしまうし、同じような服を選んでしまうものです。

もちろん、日々自分に刺激を与えるために、新しいことを意識する方も、いらっしゃるのでしょう。

ただ、いくらパートナーシップのためにと言っても、なかなか日々新しい関係性を築くことは、難しいものです。

本人の生来の資質による部分も、大きかったりするものでしょうから。

じゃあ、どうしたらいいのか、という話になるのですが、

「感情を共有する」

ことが、パートナーシップの瑞々しさを保つカギになります。

「共有する」というのが、ポイントです。

まずは共有するだけで、それを完全に理解したりしようとしなくても、いいんです。

「ふーん、相手はこんなことを感じているんだ」

と、共有するだけで、まずはいいんです。

そこで、変わることが必ずありますから。

これ、関係性が長くなればなるほど、サボりがちなことなんですよね。

なぜなら、関係性が近くなるほどに、自分自身を色濃く「投影」しますから、「自分が感じていることは、相手もそう感じいているはずだ」という思い込みを持つようになるからです。

あるいは、長年の経験から、「こういうとき、この人はこう感じるはず」という勝手な判断が入ってしまったりもします。

でも、パートナーは自分とは異なる、一人の人間です。

視点も価値観も考え方も、何を感じているのかも、違います。

当たり前なんですが笑

それを忘れたとき、関係性は硬直化して、パートナーシップは錆びていきます。

だから、「感情を共有すること」は、パートナーシップの瑞々しさを保つために、とても大切なことなんですよね。

もちろん、そこに抵抗を感じるかもしれません。

「いまさら…」とか、恥ずかしさを感じるかもしれません。

そうした抵抗を越えるのが、パートナーシップの瑞々しさを保つために、必要なこととえいるのでしょう。

チャレンジしてみる価値のあることだと思うのです。

今日は、硬直化した関係性はパートナーシップを蝕む、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

〇大嵜直人のカウンセリングの詳細・お申込みはこちらからどうぞ。

※ただいま7月度の個人カウンセリングを募集中となります。

〇カウンセリングのご感想のまとめはこちら。