大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

自分に余裕をつくるためには、まず自分だけのための時間を確保してみる。

自分に余裕をつくるためには、自分の感情を感じることが大切になります。

そのためには、まず自分だけのための時間を確保してみることがおすすめです。

1.「感情的理解」に必要なもの

昨日の記事では、感情的理解を進めるためには、自分に余裕が必要、というテーマでお伝えしました。

「感情的理解」をするためには、自分に余裕をつくることがまず必要なこと。 - 大嵜直人のブログ

私たちは、どうしても他人の言動を、正誤善悪の視点で判断してしまいがちです。

こんなことを言うなんて、あの人はおかしい。

あんなことをするなんて、彼は間違っている。

などなど、目に見える言動で、判断をしてしまうものです。

けれど、それが相手との間に溝をつくってしまうのは、想像に難くないと思います。

相手もまた、相手の正しさのなかで生きているのでしょうから。

そうした溝を埋め、相手との間に架け橋をかけるのが、ここのところのテーマである「感情的理解」です。

「感情的理解」とは、その言動をした相手の感情にフォーカスしようとするアプローチの仕方であり、相手との間に架け橋をかけてくれるものです。

「感情的理解」が進むと、「相手と同じ立場なら、自分も同じことをしただろうな」という理解にすすんでいきます。

そうすると、正しい、間違っているといったことよりも、「そうするしかなかったのかもな」と、相手との間に架け橋をかけることができるようになります。

ただ、この「感情的理解」をするためには、まず自分を整えておく必要があります。

自分に余裕がないと、相手の事情や心情を察することが難しくなるからです。

「感情的理解」をするためには、まずは自分。

自分に余裕を持つことというのが、昨日のテーマでした。

2.自分に余裕をつくるために

今日は、自分に余裕をつくるためにできること、というテーマで少し掘り下げてみたいと思います。

昨日の記事では、まず感情を解放するという点をお伝えしました。

自分が感じていることを我慢することが重なると、その感情を抑えつけるのに、私たちは膨大なエネルギーを使ってしまいます。

そこで、余裕がなくなってしまうんですよね。

ずっと、こぼれそうな熱湯を入れたコップを持っているような、そんなイメージでしょうか。

うわ、やべえ、こぼさないようにしないと…!

って、ずっと気を遣っていないといけないですから。

そのコップに入った水を空にするのが、感情を解放するということに近いのでしょう。

ただ、感情を我慢したり、抑圧したりするというのは、そうしてしまうだけの理由があるものです。

それを、すぐに解放するというのは、難しかったりします。

もちろん、カウンセリングなりを利用することで、感情を感じたり、解放したりすることもできますが、今日は一人でもできる方法を、ご紹介してみたいと思います。

それが、「自分のための時間をつくる」、という方法です。

3.まずは、自分のための時間をつくる

感情を我慢せずに感じる、感情を解放する。

それは、自分自身の声を聞く、という表現もできるのでしょう。

自分が何を感じているのか。

どんなことを感じているのか。

それを聞いてあげる、というイメージです。

その対話をするためには、まず「自分のための時間」を確保することを考えてみてはいかがでしょうか。

私たちは、どうしても目の前の人や、自分以外の人を優先してしまいがちです。

家族のために、パートナーのために、同僚のために。

それはそれで素晴らしいと思います。

けれど、一日のなかで、5分でも10分でもいいから、自分自身のための時間をつくってみてほしいのです。

これ、意識しないと、なかなか確保することが難しいんですよね。

「やらなきゃいけないこと」に流されてしまったりしますから。

意識して、自分だけのための時間をつくる。

できれば、自分が落ち着くこと、好きなこと、リラックスできることをできると、いいと思います。

その時間で、自分の心の声を、聞いてあげる。

いま、どんなことを感じている?

何も答えが返ってこなくても、いいんです。

その時間を重ねることで、変わることが確かにありますから。

少しずつ少しずつ、張り詰めたものが、溶けだしていきます。

自分に余裕をつくるために。

自分だけのための時間を、確保する。

ぜひ、試してみてくださいね。

今日は、自分に余裕をつくるためには、まず自分だけのための時間を確保してみる、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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