大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

「受けとれない」ときは、「ありがとう」の魔法を使おう。

あなたに贈られてくるものは、あなただから贈られてきたものです。

だから遠慮なく受けとっていいですし、もし申し訳なさがでてきたときは、「ありがとう」の魔法を使いましょう。

1.「受けとらない」と「受けとれない」

昨日の記事では、「受けとらない」と「受けとれない」の違い、というテーマでお伝えしました。

「受けとらない」は自立をこじらせた態度であり、「受けとれない」は罪悪感が悪さをしている状態。 - 大嵜直人のブログ

周りの人からの愛を受けとることは、自分のみならず、周りの人も幸せにしてくれます。

しかし、そうはいっても、なかなかその愛を受けとれずに苦労することがあります。

特に、私たちは「自立」に振れているとき、私たちは周りの愛を受けとらず、自分だけの力で何とかしようとしがちです。

ずっと与える側でいたい、自分が受け取る側に回ると、どこか負けたような気がする…「自立」が進むと、そんな心理になることがあります。

周りからの愛を「受けとらない」状態です。

これは、自分の生き方をハードモードにするばかりか、周りの人をも悲しませてしまうのは、想像に難くありません。

「受けとらない」状態のときは、少し「自立」を手放して、自分だけで何とかしようとせず、周りの手助けを受けとったりする方向に意識を向けることが大切です。

その一方で、「受けとれない」という状態もあります。

これも「自立」の心理の影響と見ることもできますが、周りからの愛に気付いてもいて、受けとりたい気持ちもあるんだけれども、100%素直に受けとれない状態といえるでしょうか。

どこか、受けとることに申し訳なさというか、そういったものがついてきてしまい、純粋に受けとることで喜ぶことが難しい、そんな心理です。

自分のなかに何らかの罪悪感があったり、「自分なんかが受けとるに値しない」というような無価値感があると、この「受けとれない」心理に陥りやすかったりします。

そんなときは、自分を少しずつ許し、受け入れていくことが、受けとれる自分になるための方法というのが、昨日のテーマでした。

2.「受けとる」とは、それだけで完結するもの

「受けとれない」状態のとき。

その受けとることを拒んでしまう理由の一つに、「これだけもらったら、それと同じくらいのものを返さないといけない」といった心理が働くことがあります。

なんとなく、1万円の誕生日プレゼントをもらったら、相手の誕生日には同じように1万円くらいのプレゼントを返さないといけない、という感じでしょうか。

もちろん、それがいいも悪いもないのですが、こと「受けとる」ことだけを考えるならば、こうした心理は、少し緩めてみてもいいのかもしれません。

というのは、もしあなたがそのように感じているのであれば、どこか愛を「取引」のようにとらえているのかもしれないですから。

「10あげたから、10返してもらえるはず」

「30もらったから、30は返さないといけない」

そうした意識がどこかにあると、受けとることに抵抗が出てくるのも、無理ないものですよね。

それに加えて、私たちは自分の価値や、自分が与えているものの価値を過小評価してしまう傾向がありますから、なおさらその抵抗は強くなるのかもしれません。

「自分は、これだけしか与えられていないから、受けとるのは失礼だ」といったように。

でもね、それってほんとうでしょうか。

「あなたが周りに与えてきたものの大きさを、過小評価していないでしょうか?」と振り返ってみるのが、受けとるための重要なステップです。

いつも、誰かのことを気にしていたり。

周りのことを気遣っていたり。

それが、何か形になっていても、なっていなくても。

あなたが与えてきたことは、そんなに小さなものではないと思うのです。

相手の側になってみれば、あなたにはそれを贈るだけの価値がある、贈りたいと思わせるあなただからこそ、贈っているわけです。

あなたが受けとれなかろうと、どうしようとも、あなたに贈られてきたものは、「あなただから」贈られてきたものです。

だから、遠慮なく受けとっていいんです。

ちょっと、変な日本語になってしまいましたかね笑

3.「受けとれない」ときは「ありがとう」

さて、究極的に言ってしまえば、「受けとる」とは、それだけで完結するものです。

「受けとったから、何かしないといけない」と考えるのは、どこかで受け取り拒否をしている部分があるのかもしれません。

もちろん、その拒否している部分を癒していければ、それでいいのですが、そう一朝一夕に「受けとり上手」になることも、難しいものです。

そんなときは、「ありがとう」の魔法の力を借りましょう。

誰かから、自分のすばらしさを伝えられたときや、褒められたとき。

「そんなことないです」「いやいや、○○さんのほうが」というよりも、ただ一言、「ありがとう」と伝えましょう。

できれば、にっこりと笑って。

もしかしたら、顔が引きつるかもしれませんが、それでもいいんです笑

自分が困っているときに、手を差し伸べてもらったら。

「ごめんなさい」や「すいません」ではなくて、「ありがとう」と伝えしましょう。

自分が何か笑顔になれることがあったら。

「ありがとう」を伝えましょう。

それだけで、ずいぶんと変わるものがあります。

「ありがとう」は、受けとる魔法ですから。

 

余談ですが、先日私は競馬場で牛丼をかきこんでいたら、気づかないうちに競馬新聞を落としてしまったのですね。

通りがけのおじさんがそれに気づいて、「兄さん、落ちたよ」と教えてくれました。

とっさに私は「すいません」と言ってしまいましたが、続けて「ありがとうございます」と言い直しました。

御礼にコーヒーか何かでも…と思いましたが、そのおじさんはもうスタンドの雑踏のなかにまぎれてしまっていました。

仕方ないので、そのおじさんの馬券が当たるように、祈っておきました笑

それはさておき、「すいません」が最初に出てくるあたり、わたしも受け取り下手ですが、でもそれに「ありがとう」を加えるだけでもいいと思うんです。

「ありがとう」は、受けとる魔法ですから。

今日は、「受けとれない」ときは、「ありがとう」の魔法を使おう、というテーマでお伝えしました。

ここまでお読みくださり、ありがとうございました。

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