大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

変わりゆく「夏」の風景と、変わらない情緒と。

時候は「大暑」。

一年で最も暑い時期になりました。

まさにその通りで、私の住んでいる名古屋でも、猛暑というか、酷暑の日々が続いております。

少し曇っているだけで、「あぁ、今日はちょっとマシかな…」と感じるような、そんな暑さです。

今週の前半などは、36度、37度の日が続いており、やはり体温より高い気温というのは、厳しいものがありますね…

そして何より、名古屋の夏は湿度がおかしいんですよね。

外気がまるで、誰かが入ったあとの浴室のような湿気なんです。

ちょうど今週、昔の友人が名古屋に日帰りで出張に来てたみたいなんですが、

「まるでサウナに入ってるみたいだった」

と言っていました。

その友人は、信州に住んでいるので、ことさらに名古屋の暑さにやられたのでしょう笑

この暑さのなかを歩いていると、心地よかったあの新緑のころの風は、どこへ行ってしまったのか…と嘆いております。

 

七十二候でも、「土潤溽暑(つちうるおうてむしあつし)」。

大地は湿気をはらんで、ことさらに蒸し暑さを感じる時期とされます。

「溽暑(じょくしょう)」とは、湿気が高く蒸し暑い状態を指すとされます。

この「溽」の字が、なんかこの時期のイメージ通りだなぁ、と感じるのです。

名古屋の夏だけですかね笑

とはいえ、湿気というのは、実に私たちの体力を奪うようです。

湿気のない暑さであれば、割と耐えられるのだけれども、湿気をはらんだ暑さは、なんともならないと聞きます。

湿気があると、せっかく体温調節のために身体が汗をかいても、あまり効果がないからだそうです。

汗をかくのにも身体には負担がかかるのに、それでも体温が下がらないと、確かにしんどいものですよね。

そもそも水がないと、人は生きていけないのに、湿気がありすぎると身体がまいってしまうというのも、不思議なものですよね。

なにごとも、「過ぎたるは猶及ばざるが如し」なのでしょうか。

 

それにしても、18時を過ぎても30度を下回らない日々が続くと、いろいろと生活習慣を変えないといけないような気もしてきます。

「夏の活動は、早朝に」といっても、もう6時台で30度を超えているんですよね…

私は、「夏はどれだけ暑くてもいい」と以前は感じていたのですが、ちょっと様相が変わってきているように思います。

ほんと、この暑さのなかで活動していると、すぐにクラっときますもんね…

夏の快晴の日は、ある種の「災害」のように扱う必要が、出てくるのかもしれません。

なんか、昔わたしが遊んでいたスーパーマリオのゲームで、砂漠のステージでギラギラした太陽の敵に追いかけられたのを思い出しますが、そんな感じなのでしょうか笑

それはともかくとして、夏が大好きな私にとっては、ちょっと寂しいような気もします。

ただ、変えることができるのは、自分のことだけなのでしょうから、この「夏」と付き合っていくしかないのでしょう。

 

「大暑」、最も暑い時期が続きます。

水分補給を忘れずに、どうぞご自愛くださいませ。