今日は節分、冬と春の境目。家の外から家の内へ。敷居を跨ぐときの、その敷居。そんな存在が、節分なのかもしれない。
小さなものを、ただ眺め、愛でることだ。歩くのも、進むのも、その後でいい。
「行けるかどうか分からなくても、チケットは取るんだよ」よく母は、チェロを弾いていた私に、そう言ってくれた。「たとえ行けなかったとしても、『行ける権利を買った』と思えばいいから。だから、行きたいコンサートやらがあったら、チケットは取るんだよ…
空は青く、白い雪は一層映える。時に大寒なれど、吹く風の中には、かすかに暖かな気配を含んでいた。三寒四温。寒くなり、時に雪も降りながらも、暖かな春もまた、やってくる。
「なんで男の人は、そんなムダなものを集めたがるんでしょうね」
ラグビーを観ていて、フルバックの選手が活躍するたびに、父の言葉を想う。
旅をするように生きたホクトベガに寄せて、ウマフリさんに寄稿させて頂きました。