仕事終わりに、キャッチボールを。
ソフトボールはこんなにも大きかったのかと思う。
捕っては投げ、投げては捕って。
投げては捕って、捕っては投げて。
パシン
パシン
繰り返される心地よい音と、時折しびれるような左手の痛み。
繰り返すうちに、無心になる。
いつしか幼かった、あの頃の童心に還る。
なぜあんなにも、家の近くの駐車場の壁を相手に、夢中になれたのだろう。
それでも今日は、捕って投げてくれる友人がいる。
ありがとう。
一年で一番遅い時期のはずだけれど、あっという間に日の入りを迎えた。
少し、寂しさが癒された気がした。