大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー見習い。

熊蟄穴。季節が流れるからこそ。

思い出したかのように、急に冷え込んだ。

今年は暖冬にはならないらしく、冬らしい寒さが感じられそうだ。

 

時はとめどなく流れ、季節は移ろいゆく。

 

「大雪」も次候、「熊蟄穴(くまあなにこもる)」に移ろう。

この寒さに、熊も冬眠のために巣穴にこもる時候。

 

深き山々のなかで、暖かい春を夢見て巣穴にこもる熊を思い浮かべる。

目に見えるものだけではない、生きとし生けるものへの慈しみが感じられる、その名である。

 

されど、目に映るものを愛でることも、また季節を愛で、世界を愛で、いまを愛し、そして自分を深く愛でることなのだろう。

 

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冬枯れの風景の中にも、美しき色がある。

 

目を凝らすほどに、それは鮮やかな色合いをもって現れる。

 

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枯れた色の葉の中にも、紅が差して。

 

先日は名前が分からなかったが、バラ科の「ぼけ」の花だと名札がついていた。

 

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黄色の傘からは、甘く、微かに遠い南国を感じさせる芳香が。

この日は、少し遠くからでも香った。

 

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赤、白、緑、青。

パレットに色を広げたかのような世界が、広がっていた。

 

季節が流れるからこそ。

 

そこに、生が見える。

いまが、輝く。

 

生々流転。

ながれゆくものにこそ、永遠は宿る。

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