大嵜直人のブログ

たいせつな何かをなくした心に、ともしびを。

橙と、虫と、音色と。

週末から冷え込むという予報でしたが、それほど気温は下がらず。
少し夏を思い出させる日差しが、まだ残っていました。

歩いていると、額にじわりと汗が染み出てきます。
それでも、吹く風は心地よく、ほんとうに心地よい季節になったことを嬉しく思います。

道すがらに咲く花も、秋の色を帯びて。
橙、紫、黄…どこか、秋の色は落ち着いた色が多いようです。

少し前まで、白、赤、青などの原色が似合っていた夏だったように思いますが、季節の移ろいはほんとうに早いものです。

足元を、ぴょこんと何かが跳ねました。
見ると、バッタよりも少し小さな身体の緑色。
コオロギか、キリギリスでしょうか。

幼い頃、草むらでバッタをたくさん捕まえたことを思い出します。

トノサマバッタや、ショウリョウバッタ…秋になると、身体の色を枯草色に変えて、保護色にするバッタもいたりしたことを、懐かしく思います。

コオロギと思わしき虫は、ぴょんぴょんと跳ねて、その姿を見失ってしまいました。
川沿いの草むらに飛んでいったのでしょうか。

リリリリリ…と、秋の音が聞こえてきました。

今年もまた、この音色を聞いて、秋の深まりに想いを寄せることができるようです。

橙と、虫と、音色と。
秋の空気を胸いっぱいに吸い込んで、その訪れを愛でました。

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