断酒をはじめて、1133日が経ちました。
おおよそ、3年と1カ月ちょっと。
ここ数年、時間の流れが速いのか、遅いのかよく分からないことが多いのですが、3年と聞くと、なおさらよく分からなくなります。
3年前というと、2018年。
そのとき何をしていたのか、何を考えていたのか。
遠い昔のようにも思えますし、訪れた場所だったりを思い出すと、つい先日のような感じもするのが、不思議です。
時の流れは、均質で一様に流れていくのではないと、最近つとに感じるのです。
ゴムチューブのように、伸び縮みするような。
最近は時間に対して、そんな感覚があります。
さて、そんなあやふやな感覚がありつつも、確からしさを感じることもあります。
それは、大きな流れの中、運ばれていく感覚です。
ときに蛇行し、ときに急流になり、ときに濁流になったりもしながら。
その流れは、河口に向かって流れていく、という感覚です。
川の流れであれば、流れ着く先は海なのでしょうけれど。
いまこうして申しあげている、時間の流れは、どこへたどり着くのかは、よく分からないようです。
自分の望み、夢、希望といったものを知ることがほんとうに難しいことと、似ているのかもしれません。
けれど、大きな流れの中、それは流れていくようです。
2018年のあの日、小雨の降る肌寒い橋の上で。
なんとなく決めた断酒でしたが、それは大きな流れの中の一部のような気もします。
その先に何があるのか、気にしてしまうのが人情ではありますが。
何があっても、どこかにはたどり着くのでしょう。
そして、力を入れてもがいたり、逆らったりしても、結局は同じような気もします。
流れゆく雲のように。
ぷかぷかと浮かびながら。
ときに浮かび、ときに沈み。
浮力と重力を、交互に感じながら。
ただそのままに、身を任せていようと思うのです。