大嵜直人のブログ

文筆家・心理カウンセラー。死別や失恋、挫折といった喪失感から、つながりと安心感を取り戻すお手伝いをしております。

霜月、いつものように熱田さんで祈りを。

時候は「霜降」、もう霜月に入りました。

ここのところは、ずいぶんと気温が下がってきたと思ったら、この日は最高気温が25度の夏日。

こうも寒暖差が大きいと、体調もおかしくなりそうな気がしますよね。

そのせいかは分かりませんが、この日の私はどうもお腹の調子がよくなくて、朝から車で移動していたのでひやりとしました笑

そんな苦難?を乗り越えて、霜月の熱田神宮に参拝することができました。

いつもの駐車場、いつもの南門。

先月よりも、さらに日差しが低く、そしてやわらかになった気がします。

これから冬至までの一か月半が、最も陽の力が弱まっていくとき。

暑かった今年の夏の日差しは、もう遠くへと去ってしまったようです。

そして、もう年明けの初えびすのご案内が出ておりました。

もうあと2か月もしたら、今年もおしまい。

早いものです。

別宮八剣宮。

この凛とした雰囲気が、この時候に合っているように感じます。

玉砂利の音が、実に心地よく。

東を向くと、やさしい日差しを浴びることができます。

この鳥居から望む太陽が、好きなのです。

朝の空気に包まれた参道は、とても静かでした。

参拝される方の歩く玉砂利の音と、遠くから聞こえる鳥の声。

それらに耳を傾けながら、参道を歩きます。

ふと、以前にある神社で拝見した言葉を思い出しておりました。

神は人の敬ひによって威を増し

人は神の徳によって運を添ふ

北条泰時によって定められた、「御成敗式目」の第一条に記された言葉です。

千年の昔から、人は手を合わせて祈りを捧げてきました。

この熱田さん然り、その祈りが積み重ねられた場所があるというのは、ありがたいことのように思います。

また今月もこうして、目を閉じて手を合わせる時間を持つことができました。

そのことに、感謝と祈りを。

この参道を歩くような心持ちで、この霜月も過ごしていきたいと思います。