感情を抑え込んでいたりすると、心に余裕がなく感謝できなかったりします。
カウンセリングを受けることは、そうした感情が解放する効用があります。
1.感謝するためには感情を感じ切ることが必要
昨日の記事では、感謝するためには感情の解放が必要というテーマでお伝えしました。
感謝するために必要なのは、感情を解放すること。 - 大嵜直人のブログ
ここのところ、「手放し」と「許し」をテーマに扱ってきましたが、どちらの行き着く先にも「感謝」があります。
それは、
「あなたと出会えて、ほんとうによかった」
「このできごとがあったおかげで」
といった情感をともなうことが多いものです。
執着して執着して苦しい相手、あるいは絶対に許せないと思っていた相手やできごと。
そうした人やものごとを手放した先、許した先には、その対象に感謝できる世界が広がっていきます。
もちろん、執着していたり、被害者モードに入っている状態では、そんなことはとても思えないものですけれどね笑
けれども、手放した先、許した先に、そのような世界があるのかもしれないというのは、一つの希望といえます。
しかし、なかなかその感謝に至ることは、難しかったりします。
その原因の一つに、感情を抑圧しすぎていて、それで心のなかがいっぱいいっぱいになっている、ということがあります。
あまりに痛すぎて、感じること自体がイヤだった。
あるいは、感情を感じていたら、とてもやっていけないくらいハードだった。
そのようにして感情を抑え込むことに、いっぱいいっぱいだと、とても感謝できるような状態ではなくなってしまいます。
だから、感謝するためには、まず自分のなかで溜まっている感情を吐き出し、内面と整えることが必要なことがあります。
昨日お伝えしたのは、そんなテーマでした。
2.おすすめしない感情の解放の仕方
さて、感情を解放するのにも、いろんな方法があります。
もちろん、どれがいいというわけでもないのですが、おすすめできない方法というものがあります。
それは、その対象となっている相手に、その感情をぶつけることです。
たとえば、パートナーに対して感じた怒りを、そのままパートナーにぶつける。
親に対して感じた憤りを、そのまま親に投げつける。
これは、私たちがもっともやってしまいたくなる方法です。
しかしお察しの通り、この方法で感情が解放されるということは、あまりありません。
それをした瞬間は、スッキリするかもしれません。
しかし、その次の瞬間から、猛烈な罪悪感を抱えることになります。
それと同時に、「言いたかったのは、こんなことじゃなかったのに」という想いすら、抱え込むことにもなります。
解放したと思ったのに、スッキリするどころか、どよーんとして、重い気分になってしまいます。
感じている感情を、その相手に直接ぶつける。
感情の解放として、おすすめしない方法です。
3.カウンセリングで感情を解放する
さて、溜まっていた感情を外へ吐き出すための方法。
それを、相手に対してぶつけるのではなく、自分で感じ切る方法。
昨日の記事でも書いたように、話すこと=誰かに話しを聞いてもらうこと。
あるいは、ノートや紙に自分の気持ちを書き出してみること。
身体を動かしたり、声を出したり、歌ったり踊ったりすること。
いろんな方法があります。
カウンセリングもまた、話すことで感情を解放する方法の一つと言えます。
よく言われることですが、「話す」は「離す」であり「放す」でもあるので、溜まっていた感情を外に出すことで、自分のなかにスペースをつくることができます。
そのスッキリして空いたスペースに、いままでいっぱいいっぱいで入らなかったものを、選び取っていくようなイメージでしょうか。
それは誰かへの愛であったり、自分へ贈られていた想いだったり。
これから先へのビジョンだったり。
あるいは、今日の冒頭でお話した感謝だったり。
そうした効用が、カウンセリングにはあります。
カウンセリングを受けた帰り道というのは、ぼんやりとして、何かに感謝したくなる、心のやわらかさ、しなやかさを取り戻せたような感覚になるものです。
カウンセリングの、大きな効用の一つです。
今日は、カウンセリングを受けると感情が解放されるので、感謝しやすくなるというテーマでお伝えしました。
ここまでお読みくださり、ありがとうございました。
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