今日は、七夕ですね。
3月3日の桃の節句、5月5日の端午の節句、あるいは9日9日の重陽の節句などと並んで、五節句のひとつ。
織姫と彦星が、1年に一度だけ天の川を渡って会えるという日です。
私の住んでいる地方では、織物の産業が盛んな愛知県一宮市で、とても大きな七夕祭りがあります。
「織姫」にちなんで、織物業の発展を祈ったのでしょうか。
七夕になると想うのは、夜空を見上げるという時間の与えてくれるものの大きさです。
夜空に限った話ではないのですが、なかなか日々忙しくしていると、空を見上げる時間というものは、少なくなるものです。
私は、以前の職場が地下だったこともあり、一日のほとんど空を見ることができなかった時期がありました。
朝早くから深夜まで、ハードワークをしていた時期でしたので、それこそモグラのような生活でした笑
何かトラブルがあって外出して、久しぶりに見た夕暮れの色に、わけもなく感動したことを、覚えています。
なんというか、空を見上げるということは、人にとって大切なもののように思うのですよね。
これだけ科学が発達しても、まだまだ宇宙のことはよくわからないことだらけだとは、よく聞きます。
なんというか、それだからこそ、いいんでしょうね。
ほんのわずかな瞬きのような光は、気が遠くなるくらい彼方にある星々。
ロマンがないと、人は生きられないように思うのです。
私が小学生のころ、夏休みに小学校の屋上で、天体観察のイベントがあったことを思い出します。
夜、外出をするというだけでもビッグイベントなのですが、いつも通っている学校の屋上で星を観察するのは、心躍ったように思います。
望遠鏡をのぞいて、小さな光を放つ星を拡大した姿を見る。
どんな星を見たのか、どの星座を見たのか、とんと忘れてしまいましたが笑
ただ、夜空を見上げて心躍ったことは、よく覚えています。
夜空を見上げていると、やはりどこか敬虔な気持ちにさせられるものです。
不思議なものですよね。
けれども、そうした自分を、人智を超えるものとつながることは、とても大切なことのように思います。
空にせよ、海にせよ、山にせよ、なのでしょうね。
七夕のお話が、ずいぶんと横道にそれてしまいました。
さて、今日のあなたのお住いの地域は、晴れているでしょうか。
ぜひ、少しでも夜空を見上げる時間を取ってみては、いかがでしょう。
星に、願いを。
夜空に、祈りを。